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問4:温度風の関係
問題文
図は、北緯30°に位置する点Aおよび点Bの、850hPa面と500hPa面における風を表したものであり、各図の風ベクトルは同じ縮尺で描いてある。
850hPaでは、点A、点Bともに同じ強さの南風である。
点Bにおける850hPaと500hPaの間の平均気温(K)の温度勾配の大きさは、点Aの温度勾配の大きさの半分で、勾配の向きはいずれも同じである。
この時点Bの500hPaの風ベクトルとして正しいものを下図の中の①~⑤の中から1つ選べ。
ただし、ここでは温度風の関係が成立するものとする。
答えは②!
求めるのは点Bの500hPaでの風ベクトル。
与えられた条件は
- 850hPaでは、点A、点Bともに同じ強さの南風
- 850hPaと500hPaの間の平均気温の温度勾配は、点Bは点Aの半分
- 点Bと点Aの平均気温の温度勾配の向きは同じ
- 温度風の関係が成立する
850hPaと500hPaの間の平均気温の温度勾配は、点Bは点Aの半分なので…
点Bの500hPaでの温度風の強さは、点Aの500hPaでの風の半分。
点Bと点Aの平均気温の温度勾配の向きは同じなので…
点Bと点Aの温度風の向きは同じ。
はれの
ホドグラフで温度風(ベクトル)を描いてみましょう!
まず点Aの風のベクトル。
点Aの温度風はこうなる。
点Bは点Aと温度風の向きは同じで、強さは半分なので…こうなる。
だから答えは②ですね!
はれの
「温度風の関係」というのは、温度の水平傾度のために、地衡風が高度と共に変わる(強くなる)こと!
ここに書いてあるよ
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