学科専門~過去問私的解説&ヒント~第53回気象予報士試験

第53回気象予報士試験学科専門知識解説

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問14:降水予報の的中率・見逃し率

【問題文】

表は,予報区 A,B における,1 日〜5 日の 1mm 以上の降水の有無の予報および実 況を示したものであるが,予報区 A の 2 日の予報のデータが空欄になっている。この期間の予報区 A の見逃し率が予報区 B の見逃し率と等しいとき,次の文(a)〜(c)の正誤の 組み合わせとして正しいものを,下記の1〜5の中から 1 つ選べ。

(a) 予報区Aの2日の予報は,「〇」である。

(b) この期間の降水の有無の適中率は,予報区Aの方が高い。

(c) この期間の降水の有無の空振り率は,予報区Aの方が高い。

③ (a)正, (b)誤, (c)誤

はれの
はれの

この問題は、算数の推理算と、高校で習う確率統計のようですね。

まずは用語をまとめて頭をスッキリさせますよ。

用語意味
適中率現象のある・ないの予想が実際に起きた・なかった割合予想が適中した回数/予想した回数
空振り率現象があると予想したのに、実際にはなかった割合現象があると予報したのになかった回数/予想した回数
見逃し率予想してなかったのに現象が起きた割合現象なしと予想したのに現象があった回数/予想した回数

(a)予報区AとBで見逃し率が同じだから…

はれの
はれの

見逃し率は、予想してなかった現象が起きた割合のことですよね。

予報区Bでは、予想してなかったのに現象が起きたのが1回。

じゃあ、空欄に入るのは、「〇」ですね!

(b)AとBで適中率は同じ

現象があってもなくても、予想通りになっている割合が「適中率」。

ということは、予報区AとBは、適中率は同じです。

(c)上段黒丸&下段白〇は何個?

現象(1mm以上の降水)があると予報だしたのに、実際にはなかった回数は…

予報区AもBも1回ずつです。

だからAもBも同じ!

「イラスト図解よくわかる気象学 專門知識編」のどこに書いてある?

304ページ〜307ページ

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