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目次 非表示
- 問1:地上観測・風の観測について
- 問2:地上観測・観測機器と項目について
- 問3:地上観測・ウィンドプロファイラについて
- 問4:数値予報の計算手法CFL条件
- 問5:天気予報ガイダンスについて
- 問6:数値予報プロダクトの利用について
- 問7:北半球の寒冷低気圧について
- 問8:積乱雲とそれに伴う現象について
- 問9:気象衛星の可視画像と赤外画像の見方
- 問10:温位・相当温位・飽和相当温位について
- 問11:台風に伴う風について
- 問12:降水短時間予報について
- 問13:竜巻発生確度ナウキャスト&竜巻注意情報について
- 問14:降水予報の的中率・見逃し率
- 問15:大気と海洋の特徴について
- 参考書籍
- 最後に・・・
問12:降水短時間予報について
気象庁は,2018 年 6 月,降水短時間予報の予報時間を 6 時間先までから 15 時間先 までに延⻑した。この降水短時間予報について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせ として正しいものを,下記の1〜5の中から 1 つ選べ。
(a) 15 時間先までの降水短時間予報は,夜間から明け方に大雨となる見込みを暗くなる 前の夕方の時点で提供することから,早めの防災対応につながることが期待される。
(b) 降水短時間予報は,1時間ごとの1時間降水量を,6時間先までは1km四方で, 7〜15 時間先までは 5km 四方で予報している。
(c) 7〜15 時間先の降水短時間予報は,メソモデルと局地モデルを統計的に処理した結 果を組み合わせて作成している。
① (a)正, (b)正,(c)正
降水短時間予報が6時間から15時間に変わって、朝出かける時も夜寝る時も、予定を立てられるようになって助かります!
台風等により夜間から翌日の明け方に大雨となる可能性がある地域を夕方の時点で把握できるようにすることなどにより、現状より早い段階で市町村長の避難準備・高齢者等避難開始や住民の自主避難の判断を支援するため・・・
引用:気象庁
もう「答えそのまんま」ですね!
夕方の4時に15時間っていうと、翌日の朝7時までのことなので、早い段階で避難所にいく判断もできるわけです。
だから(a)は〇!
降水短時間予報では
1時間ごとの1時間降水量を予想している→〇
気象庁の今後の雨(降水短時間予報)のページに書かれています。
15時間先までの1時間ごとの降水量分布を予測したものを表示します。
引用:気象庁
6時間先までは1km四方で予報している→〇
2018年3月5日から、やってます。
10 分毎更新・1km 格子で 6 時間先までの「速報版降水短時間予報」
引用:気象庁
7〜15時間先までは5km四方で予報している→〇
2018年6月20日から、やってます。
1 時間毎更新・5km 格子で 7~15 時間先までの「降水 15 時間予報」の運用を開始した。
引用:気象庁
こう言う情報って、参考書だけから学ぶのは難しいことも多いです。
日頃から気象庁の発信に注目したり、過去問は新しいもの順にかたっぱしから解くと良いですよ。
この問題の答えは「イラスト図解 よくわかる気象学 専門知識編(202ページ)」にそのまんま書かれています。
7~15 時間先までの「降水 15 時間予報」にはメソモデルと局地モデルを、組み合わせて使っている。
198ページ〜205ページ