学科一般~過去問私的解説&ヒント~第52回気象予報士試験

11:エルニーニョ 現象の基本問題!

問題文

エルニーニョ現象について述べた次の文章の下線部(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして 正しいものを,下記の1〜5の中から一つ選べ。

太平洋の赤道域では,平年(平年値は1981〜2010年の30年間の平均)には

(a)⻄部の インドネシア近海の海面水温が東部の南米沖より高くなっている。 

エルニーニョ現象の 発生時には,太平洋の (b)日付変更線付近から南米沿岸にかけての赤道域で海面水温が 平年より高くなる。 

大気側では,太平洋の赤道域でウォーカー循環に伴う対流圏下層の (c)東風が平年よりも強くなり, 
(d)⻄部での積乱雲の活動が平年より活発になる。

はれの
はれの

この問題は、エルニーニョ 現象の超基本的な一般の人向けの本に書いてあるような内容を知ってれば解けますね。

(a)はエルニーニョなしの時のこと

エルニーニョ 発生時のことではなく、普通の年の話です。

だから西部の海面水温が東部の海面水温より高くて〜は〇!

(b)エルニーニョ 現象が起きている場合は?

エルニーニョ 現象が起きている年の話なので

「日付変更線付近から南米沿岸にかけての赤道域で海面水温が平年より高くなる」っていうのは〇!

(c)エルニーニョ の年の東風

エルニーニョ の年の東風(赤道域&対流圏下層)は弱まりますね。

(d)西部での積乱雲の活動

もうこの流れでサクサク回答できると思いますが、西部では、積乱雲の活動は活発になりませんね!

はれの
はれの

気象庁のエルニーニョ/ラニーニャについての解説ページをプリントしてノートに貼っておくだけで、要点はバッチリですよ〜

気象庁「エルニーニョ /ラニーニャ現象とは

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