学科一般~過去問私的解説&ヒント~第58回気象予報士試験・問12

12:予報業務の許可制度

問題文

予報業務の許可制度について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。

(a)予報業務の許可を受けるには、当該予報業務の目的及び範囲に係る気象庁の警報事項を迅速に受けることができる施設及び要員を有しなければならない。

(b)気象の予報業務の許可を受けた者は、予報業務を行った場合は、予報事項の内容や発表時刻、予想を行った気象予報士の氏名を記録し、保存しなければならない。

(c)リゾート会社との契約によりスキー場の運営に用いる気象の予報を提供する業務について許可を受けているものが、 予報業務の目的を変更して新たに一般向けの気象の予報をインターネットで提供する業務を始めようとする場合は、 気象庁長官の認可を受けなければならない。

① (a)正, (b)正, (c)正

(a)許可を受けるために必要な要件

(a)の「予報業務の許可を受けるには、当該予報業務の目的及び範囲に係る気象庁の警報事項を迅速に受けることができる施設及び要員を有しなければならない。」はその通り!

過去、何度も出題されている内容です。

気象業務法 第三章 第一八条の二

(b)記録しなければならないこと

(b)の「気象の予報業務の許可を受けた者は、予報業務を行った場合は、予報事項の内容や発表時刻、予想を行った気象予報士の氏名を記録し、保存しなければならない。」はその通り!

同じような問題が、過去に出題されたことありますね。

気象業務法 第三章 第十二条の二

(c)予報の目的変更

(c)の「リゾート会社との契約によりスキー場の運営に用いる気象の予報を提供する業務について許可を受けているものが、 予報業務の目的を変更して新たに一般向けの気象の予報をインターネットで提供する業務を始めようとする場合は、 気象庁長官の認可を受けなければならない。」は、「予報業務の目的を変更して」と書かれており、「気象庁長官の認可」は必要。

スキー場の運営に用いる予報と一般向けの気象庁の予報では、対象となる利用者も目的も違いますね。

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