学科一般~過去問私的解説&考察~第61回気象予報士試験・問2

2:放射平衡温度

放射平衡温度について述べた次の文章の空欄(a)~(c)に入る数値及び式の組み合わせとして適切なものを、下記の①~⑤の中から1つ選べ。

地球が黒体放射していると仮定すると、地球から放出される長波放射エネルギーは放射平衡温度の(a) 乗に比例する。

また、地球のアルベドをAとすると地球が吸収する短波放射エネルギーは(b) に比例する。

放射平衡の状態ではこの2つのエネルギーが釣り合っている。

これらの関係から、地球のアルベドが 0.3 から 0.35 に変化して放射平衡温度が T1 から T2 に変化したとすると、放射平衡温度 T2 は (c)× T1 となる。

④ (a)4,(b)1 – A,(c)(0.65/0.7)1/4

ステファン・ボルツマンの法則より…

地球が黒体放射していると仮定すると、地球から放出される長波放射エネルギーは放射平平衡温度の(a)「4」 乗に比例します。

ステファン・ボルツマンの法則

また、「アルベド」とは反射率のことなので…

地球のアルベドをAとすると、地球が吸収する短波放射エネルギーは(b)「 1- A 」 に比例します。

放射平衡の状態では、この2つのエネルギーが釣り合っています。

これらの関係から、地球のアルベドが03から0.35に変化すると、下図のようになります。

放射平衡温度がT1 から T2 に変化したとすると・・・を考えます。

放射平衡温度 T2T1 で表すために、私はこう考えました。

よって(c)は(0.65/0.7)1/4

ここに書いてあるよ

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