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問14:防災気象情報
日本の気象災害や気象庁が発表する防災気象情報について述べた次の文(a)~(c)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①~⑤の中から1つ選べ。
(a)発達した積乱雲により強い雨やひょうが降り、農作物などが被害を受けることがある。降ひょうによる被害のおそれがある場合は、大雨注意報を発表して注意を呼びかけている。
(b)夏季に低温や長雨などが続くと、農作物に被害が発生することがある。夏季に発表される低温注意報は、気温および日照時間の平年からの偏差を発表の基準としている。
(c) 早霜や晩霜により農作物などの被害が発生するおそれのあるときに発表される霜注意報は、実施期間をきめて運用されており、隣接する府県予報区においても開始日や終了日が異なる場合がある。
④ (a)誤,(b)誤,(c)正
降ひょうによる被害のおそれがある場合に発表されるのは、「雷注意報」です。
雷注意報は、落雷のほか、急な強い雨、竜巻等の突風、降ひょうといった積乱雲の発達に伴い発生する激しい気象現象による人や建物への被害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
引用元:気象庁
よって(a)の「 発達した積乱雲により強い雨やひょうが降り、農作物などが被害を受けることがある。降ひょうによる被害のおそれがある場合は、大雨注意報を発表して注意を呼びかけている。」は誤り!
低温注意報は各地域によって違いはあるものの、気温を基準にしています。
例:「平年より4℃〜5℃以上低い日が〇日以上続く」
というわけで、日照時間は基準にしていないので(b)の「 夏季に低温や長雨などが続くと、農作物に被害が発生することがある。夏季に発表される低温注意報は、気温および日照時間の平年からの偏差を発表の基準としている。」は誤り!
霜注意報は予報区ごとに実施期間が決められています。
例:「令和 6 年 10 月 1 日~ 10 月 20 日」,「令和 6 年 3 月 10 日から」
よって(c)の「 早霜や晩霜により農作物などの被害が発生するおそれのあるときに発表される霜注意報は、実施期間をきめて運用されており、隣接する府県予報区においても開始日や終了日が異なる場合がある。」は正しい!
気象台が期間を発表してるので、チェックしてみましょう!
イラスト図解 よくわかる気象学【専門知識編】p 361 〜
らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト<学科専門知識編> p 36, 552, 558 〜
【オンスク.JP】 「気象予報士講座」第 12 章
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