この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
問 13:気象庁以外の者が行う予報業務
気象庁以外の者が予報業務を行うときに必要な気象庁長官の許可について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①~⑤の中から1つ選べ。
(a)ある町の桜の開花予測を行い、地元観光協会のホームページに掲載するときには、予報業務の許可を受けなければならない。
(b)旅館で働く気象予報士が、気象庁が発表した天気、気温及び風の予報を、旅館のホームページに毎日掲載するときには、予報業務の許可を受けなければならない。
(c)建設会社が、気象予報士の資格を持つ社員に自社の工事現場周辺のきめ細かな天気予報を行わせ、社内で共有するときには、自社だけの使用であっても予報業務の許可を受けなければならない。
(d)気象予報士が、自宅周辺の独自の天気予報を定期的に個人のホームページに掲載するときには、予報業務の許可を受けなければならない。
⑤ (a)誤,(b)誤,(c)誤,(d)正
気象庁以外の者が気象、地象、津波、高潮、波浪又は洪水の予報の業務(以下「予報業務」という。)を行おうとする場合は、気象庁長官の許可を受けなければなりませんが・・・
桜の開花予測は対象外です。
よって(a)の「ある町の桜の開花予測を行い、地元観光協会のホームページに掲載するときには、予報業務の許可を受けなければならない。」は誤り。
気象業務法 第三章 第十七条
気象庁が発表した天気、気温及び風の予報をさらに他者へ伝えることは予報業務に当たりません。
よって(b)の「旅館で働く気象予報士が、気象庁が発表した天気、気温及び風の予報を、旅館のホームページに毎日掲載するときには、予報業務の許可を受けなければならない。」は誤り。
社内のみで共有する天気予報に気象庁長官の許可は不要です。
よって(c)の「建設会社が、気象予報士の資格を持つ社員に自社の工事現場周辺のきめ細かな天気予報を行わせ、社内で共有するときには、自社だけの使用であっても予報業務の許可を受けなければならない。」は誤り。
気象庁の発表した天気予報を右から左に流すのは許可不要なんだけど、「独自の天気予報」には許可が必要なんですよ。
よって(d)気象予報士が、自宅周辺の独自の天気予報を定期的に個人のホームページに掲載するときには、予報業務の許可を受けなければならない。」は正しい。
何度も出題されている問題です。
絶対に答えられるようにしておこう!
その他の過去問を解いてみた記事はこちらからどうぞ
↓ ↓ ↓