学科一般~過去問私的解説&ヒント~第58回気象予報士試験

13:気象予報士

問題文

気象予報士について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。

(a)気象予報士試験において、 不正な手段によって試験を受けようとして試験を停止された者は、以後3年間、気象予報士試験を受けることができない。

(b) 気象予報士の登録を申請するとき、 気象業務法が規定する欠格事由に該当している場合を除き、 気象予報士試験に合格してから登録までの期間に制約はない。 

(c)気象業務法の規定により 罰金以上の刑に処せられて3年を経過しない者は、 気象庁長官による気象予報士の登録を受けることができない。

④ (a)誤, (b)正, (c)誤

はれの
はれの

業務法・法規の科目の中で、出題頻度2位です!

(a)不正な手段で試験を受けようとした

(a)の「気象予報士試験において、 不正な手段によって試験を受けようとして試験を停止された者は、以後3年間、気象予報士試験を受けることができない。」はちょっと違います。

「以後3年間」じゃなくて「以後2年間」です。

気象業務法 第三章 第二十四条の十八

(b)合格から登録まで

(b) の「気象予報士の登録を申請するとき、 気象業務法が規定する欠格事由に該当している場合を除き、 気象予報士試験に合格してから登録までの期間に制約はない。」はその通り。

登録し忘れる人がいるのか知りませんが、特に期間の定めはないです。

(c)罰金以上の刑に処せられたら

(c)の「気象業務法の規定により 罰金以上の刑に処せられて3年を経過しない者は、 気象庁長官による気象予報士の登録を受けることができない。」は、「3年」というのが違います。

正しくは「2年」です。

気象業務法 第三章 第二十四条の二十五 (登録の抹消)

広告

14:罰則

問題文

気象業務法に規定する罰則が適用される事例について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。

(a)気象庁が観測を行っている雨量計を、土地の所有者が無断で別な場所に移設した。

(b) 予報業務の許可を受けた事業者が、検定を受けていない気圧計を用いて、当該予報業務のための気象観測を行っていた。

(c) 遊園地の運営者が、検定済の気象測器を遊園地内に設置し、気温と風向・風速の観測値を最寄駅に電光掲示した際に、気象庁長官に届け出ていなかった。

② (a)正, (b)正, (c)誤

(a)気象測器を許可なく移動

正当な理由なく気象測器を壊したり移したり効用を害する行為をしてはなりません。

だから、(a)の「気象庁が観測を行っている雨量計を、土地の所有者が無断で別な場所に移設した。」は第三十七条の規定に違反することになります。

第三十七条の規定に違反すると、「三年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。」とあり、かなり重い罰です。

気象業務法 第六章 第四十四条,第三十七条

(b)予報業務に使用する気象測器

気象業務の許可を得て、その予報業務のための気圧データを計測する場合ですね。

もちろん使用する気圧計は検定に合格している必要があります。

だから(b)の「 予報業務の許可を受けた事業者が、検定を受けていない気圧計を用いて、当該予報業務のための気象観測を行っていた。」は業務法第九条に違反することになります。
第九条に違反すると、「五十万円以下の罰金に処する」とあります。

気象業務法 第七章 第四十六条

(c)無線通信ではない観測成果の発表

(c)の「遊園地の運営者が、検定済の気象測器を遊園地内に設置し、気温と風向・風速の観測値を最寄駅に電光掲示した際に、気象庁長官に届け出ていなかった。」は模範解答では罰則なし。

同じような過去の問題で、ホームページに掲載する場合は届出が必要だったんです。

ホームページの場合は「気象業務を行う機関、船舶又は航空機において受信されることを目的とする無線通信により発表する業務を行おうとするもの」に該当しますしね。

で、この問題は「最寄駅の電光掲示板に掲示」であり、「無線通信」ではないので、気象庁長官への届出は不要なのだと解釈しました。

はれの
はれの

電光掲示板では気象業務を行う機関、船舶又は航空機に受信されることはないですしね。

気象業務法 第四章 第二十六条,第七章 第四十六条

広告

15:消防法

問題文

消防法で定められる火災気象通報等について述べた次の文章の空欄(a)〜(d)に入る語句の組み合わせとして適切なものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。

気象庁長官、管区気象台長、沖縄気象台長、地方気象台長または測候所長は、気象の状況が火災の予防上危険であると認められるときは、 その状況を直ちにその地を管轄する(a) に通報しなければならない。この通報を受けた(a)は、 直ちにこれを(b)に 通報しなければならない。(b)は(a) からの通報を受けたとき又は気象の状況が火災の予防上危険であると認めるときは、火災に関する(c)を発することができる。火災に関する(c)が発せられたときは、該当する区域内にある者は、 条例で定める(d)に従わなければならない。

⑤ (a)都道府県知事, (b)市町村長, (c)警報, (d)火の使用の制限

はれの
はれの

消防法 第五章 第二十二条にそのまま書かれています。

第二十二条 気象庁長官、管区気象台長、沖縄気象台長、地方気象台長又は測候所長は、気象の状況が火災の予防上危険であると認めるときは、その状況を直ちにその地を管轄する都道府県知事に通報しなければならない。

 都道府県知事は、前項の通報を受けたときは、直ちにこれを市町村長に通報しなければならない。

 市町村長は、前項の通報を受けたとき又は気象の状況が火災の予防上危険であると認めるときは、火災に関する警報を発することができる。

 前項の規定による警報が発せられたときは、警報が解除されるまでの間、その市町村の区域内に在る者は、市町村条例で定める火の使用の制限に従わなければならない。

引用:消防法 第五章 第二十二条

消防法についての問題は、ここ5年の間に出題されていないと思います。

過去に「火災警報は出すのは誰?」のという問題は記憶にあるので、その変形versionでしょうか。

広告

さいごに

私・晴野はれのが第58回の気象予報士試験の学科試験「予報業務に関する一般知識」を解答する場合の考え方を紹介しました!

試験の内容も、気象業務支援センターに一報入れて、書かせてもらってます。
※解説内容は気象業務支援センターとは関係ありません。晴野独自のものです。

またこの記事の内容は、どの機関のチェックも受けておりません。

ですから、もしかしたら間違っている可能性もあります。

もし「ここおかしいよ!」と思う箇所があれば、遠慮せずに「お問い合わせ」からご連絡いただけましたら、ありがたく修正させていただきます。m(*_ _)m

はれの
はれの

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(о´∀`о)♡

【晴野が解いてみた】第57回の気象予報士試験の学科試験「予報業務に関する専門知識」はこちら
↓ ↓ ↓

その他の過去問を解いてみた記事はこちらからどうぞ
↓ ↓ ↓

過去問解説/気象予報士試験問題〜もくじ〜

隙間時間を有効活用できるミニテストはこちら
↓ ↓ ↓

1 2 3 4 5