この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
問4:メソスケールの数値予報
強い降水を伴うメソスケール現象を対象とする数値予報について述べた次の文章の空欄(a)〜(d)に入る語句または数値の組み合わせとして最も適切なものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。
数値予報モデルを用いてメソスケールの現象による強い降水の予測精度を向上させるために、数値予報モデルの格子間隔を(a)とともに、(b)方程式系が用いられている。
数値予報モデルで表現できる現象のスケールは、モデルの格子間隔の(c)倍以上であることから、水平格子間隔が(d)kmの数値予報モデルの場合、予測対象とするのは局地的な低気圧や組織化された積乱雲群およびそれより大きなスケールの現象である。
② (a)小さくする,(b)非静力学, (c)5 ~ 8, (d)5
水平スケールの小さな「メソスケール現象の予測精度を向上させるため」なんだから、(a)は「大きくする」わけがないので④と⑤は除外。
メソスケール現象を対象とする数値予報で用いる方程式は「非静力学方程式」なので、③も除外。
(静力学近似を仮定する方程式は、水平スケールの小さな現象の予想には適さないのです。)
数値予報で表現できる現象のスケールは、モデルの格子間隔の 5 ~ 8 倍以上なので、①も除外。
だから答えは②!
イラスト図解 よくわかる気象学【専門知識編】p 228, 262
らくらく突破 気象予報士かんたん合格テキスト<学科専門知識編> p 258, 264
【晴野が解いてみた】第58回の気象予報士試験の学科試験「予報業務に関する一般知識」はこちら
↓ ↓ ↓
その他の過去問を解いてみた記事はこちらからどうぞ
↓ ↓ ↓
隙間時間を有効活用できるミニテストはこちら
↓ ↓ ↓