学科専門~過去問私的解説&考察~第61回気象予報士試験・問3

3:気象レーダー

気象庁で使用している電波や光を利用した観測機器(a)~(c)と、これらを用いて行う観測の対象ア~オの組み合わせとして最も適切なものを、下記の①~⑤の中から1つ選べ。

【観測機器】
(a)ブリューワー分光光度計

(b)ドップラーレーダー

(c)ドップラーライダー

【観測対象】
ア:上空のオゾン量

イ:上空の水蒸気量

ウ:降水強度の分布、降水域における風の分布

エ:非降水時の風の分布や低層ウィンドシアー

オ:雲底の高さ

① (a)ア(b)ウ,(c)エ

(a)ブリューワー分光光度計

ブリューワー分光光度計の観測対象は紫外線です。

オゾンに吸収されやすい紫外線と、吸収されにくい紫外線を観測することで、上空のオゾンの量を観測しています。

(b)ドップラーレーダー

ドップラーレーダーの観測対象は降水と風です。

(c)ドップラーライダー

ドップラーライダーの観測対象は風です。

レーザー光で、 空気中のエーロゾルの動きを捉えて観測するので、降水がない場合の風の分布や、低層のウインドシアーの検出が可能です。

よって答えは①

観測機器観測対象
(a)ブリューワー分光光度計ア:上空のオゾン量
(b)ドップラーレーダーウ:降水強度の分布、降水域における風の分布
(c)ドップラーライダーエ:非降水時の風の分布や低層ウィンドシアー
はれの
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書籍だけで勉強するのは難しいので、気象庁のホームページも見ておくといいですね。

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