学科専門~過去問私的解説&ヒント~第52回気象予報士試験

問11:台風情報問題は高頻出!

(a)問題文

(a) 台風の暴風域とは,台風の直接の影響を受ける範囲の中で,10 分間平均風速が 25m/s 以上の暴風が吹いているか,地形の影響などがない場合に吹く可能性のある 領域のことである。

(a)は〇!

台風の暴風域の定義は

台風の周辺で、平均風速が25m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域。通常、その範囲を円で示す。

引用:気象庁

「風速」というのは、そもそも「10分間平均風速」のことです。

(b)問題文

(b) 台風が予報円の中心を通りながら接近しているときは,台風の暴風域に入る確率 は,時間が経過しても変わらないと考えてよい。

(b)は間違い!

台風が予報円の中心を通ってるとして・・・

「台風の暴風域に入る確率」は「時間が経過しても変わらない」???

「台風の暴風域に入る確率」は「暴風警戒域に入る確率」のことかな?

「時間が経過しても変わらない」って、台風の発達や衰退を無視?

はれの
はれの

ものすごく違和感あるので、この問題文は間違いだと思います!

(c)問題文

(c) 台風の「上陸」とは,台風の中心が北海道,本州,四国,九州の四つの島の海岸 に達した場合をいう。ただし,半島などを横切って短時間で再び海に出る場合やそ の他の島の海岸に達した場合は「通過」という。

(c)は〇!

そのまんまです。

暗唱して覚えちゃいましょう!

「台風上陸」の定義台風の中心が
北海道,本州,四国,九州の四つの島の海岸に
達した場合
「台風通過」の定義半島などを横切って
短時間で再び海に出る場合や
その他の島の海岸に達した場合
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