学科一般~過去問私的解説&考察~第62回気象予報士試験・問13

13:気象予報士について

気象予報士について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1 つ選べ。

(a) 気象予報士試験に合格した者が気象予報士となるためには、気象庁長官の承認を受けなければならない。

(b) 気象予報士は、住所を変更したときには遅滞なく気象庁長官に届け出なければならない。

(c)気象予報士は、気象の予報業務の許可を受けた事業者のもとで気象の予報を行おうとするときには、予めその旨を気象庁長官に届け出なければならない。

(d)気象予報士が【し亡】したとき、その相続人は、遅滞なくその旨を気象庁長官に届け出なければならない。

④ (a)誤,(b)正,(c)誤,(d)正

(a)気象予報士となるためには

気象予報士になるためには、気象予報士試験に合格し、気象庁長官の登録を受けなければなりません。

よって(a)の「 気象予報士試験に合格した者が気象予報士となるためには、気象庁長官の承認を受けなければならない。」は誤り!

気象業務法 第三章の二(気象予報士)第二十四条の二十

(b)気象予報士のお引越し

気象予報士は気象庁長官に登録してもらう時に、住所も登録されます。

だから住所が変わったら、遅滞なく気象庁長官に届け出なければなりません。

よって(b)の「 気象予報士は、住所を変更したときには遅滞なく気象庁長官に届け出なければならない。」は正しい!

気象業務法 第三章の二(気象予報士)第二十四条の二十四 (登録事項の変更の届出)

(c)気象予報士が働く時

予報業務の許可を受けた事業者の下で予報業務に従事しようとする場合、気象予報士は、気象庁長官への届出が必要という法令はありません。

よって(c)の「気象予報士は、気象の予報業務の許可を受けた事業者のもとで気象の予報を行おうとするときには、予めその旨を気象庁長官に届け出なければならない。」は誤り!

(d)気象予報士が亡くなったら

気象予報士の資格を持つ者の人生が終わったら、そのその相続人は、遅滞なくその旨を気象庁長官に届け出なければなりません。

亡くなったことを証する書類を添付し、届け出ます。
オンラインでも届出可能のようですよ。

よって(d)の「気象予報士が【し亡】したとき、その相続人は、遅滞なくその旨を気象庁長官に届け出なければならない。」は正しい!

※【し亡】が見づらくてすみません。

気象業務法 第三章の二(気象予報士)第二十四条の二十五 (登録の抹消)

その他の過去問を解いてみた記事はこちらからどうぞ
↓ ↓ ↓