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問8:大気循環の構造
地球大気の風や温度などの物理量を経度方向に帯状平均した子午面内における大循環の構造について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。
(a)ハドレー循環の下降流域は、1年を通じて緯度40度から50度付近にあり、この緯度帯では降水量が少ない。
(b)フェレル循環は、水平スケールが10000kmを超える傾圧不安定波が成長する傾圧性の強い緯度帯に見られる。
(c)フェレル循環は、高温域で下降し低温域で上昇する間接循環となっている。
⑤ (a)誤,(b)誤,(c)正
ハドレー循環の下降流域は緯度20〜30度なので
(a)の「ハドレー循環の下降流域は、1年を通じて緯度40度から50度付近にあり、この緯度帯では降水量が少ない。」は誤り!
はれの
水平スケールが10000kmなのはプラネタリー波です。
傾圧不安定波の水平スケールはプラネタリー波の半分以下。
約3000km〜5000kmくらい。
よって(b)の「フェレル循環は、水平スケールが10000kmを超える傾圧不安定波が成長する傾圧性の強い緯度帯に見られる。」は誤り!
フェレル循環は下図のような循環なので・・・
(c)の「フェレル循環は、高温域で下降し低温域で上昇する間接循環となっている。」は正しい。
ここに書いてあるよ
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