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問14:予報精度
問題文
表はある期間の予報区A、Bにおける、1mm以上の降水の有無の予報、降水の確率予報および実況を示したものである。これらの予報の評価について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。ただし、実況の、「降水あり(●)」は予報区内の全ての地点で降水(1mm以上)があったものとし、「降水なし(〇)」は予報区内の全ての地点で降水(1mm以上)がなかったものとする。
(a)この期間の降水の有無の適中率は、予報区Bの方が予報区Aより高い。
(b)この期間の降水ありの予報のスレットスコアは、予報区Aと予報区Bで同じである。
(c)この期間の降水確率予報をブライアスコアを使って評価すると、予報区Bの方が予報区Aより予報精度が高い。
② (a)正, (b)正, (c)誤
降水の有無の適中率を求めます。
予報区A | 予報・降水あり | 予報・降水なし |
実況・降水あり | 3 | 1 |
実況・降水なし | 2 | 1 |
予報区B | 予報・降水あり | 予報・降水なし |
実況・降水あり | 2 | 1 |
実況・降水なし | 1 | 3 |
予報区Bの適中率は予報区Aより高いので、(a)は正しい!
降水ありの予報のスレットスコアを求めます。
ということで(b)も正しい。
降水確率予報をブライアスコアを使って評価します!
- F(i):予報値
- A(i):実況値(観測値)
- N:予報回数
予報区AとBのブライアスコアは同じ値になりました。だから(c)の「この期間の降水確率予報をブライアスコアを使って評価すると、予報区Bの方が予報区Aより予報精度が高い。」は誤り。
ここに書いてあるよ
イラスト図解 よくわかる気象学【専門知識編】p 304〜
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