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問9:衛星画像
図は6月のある日の午前9時に観測された気象衛星の可視画像(上)・赤外画像(下)および、その時の地上天気図である。図にA〜Dで示した各領域で見られる雲域について述べた次の文(a)〜(d)の正誤について、下記の①〜⑤の中から正しいものを1つ選べ。
(a)領域Aの雲域は、地上低気圧の進行方向前面に位置し、可視画像では灰白色に見え、赤外画像では灰色であることから、中層雲あるいは中・下層雲と考えられる。
(b)領域Bには、可視画像では灰色の雲域が見え、赤外画像では暗い領域として表現されているので、この雲域は霧または層雲である。
(c)領域Cは、地上天気図で停滞前線の南側に位置し、可視画像では灰白色だが、赤外画像では白く輝く団塊状の雲域が見られることから、この雲域は発達した積乱雲である。
(d)領域Dには、中国山地を発生源とする地形性の巻雲が東へのびている。
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④ (d)のみ誤り
領域Aの雲域は・・・
地上低気圧の進行方向前面に位置し→その通り。
可視画像では灰白色に見え→ある程度の厚みがある。
赤外画像では灰色→中層か下層の雲。
だから(a)の「中層雲あるいは中・下層雲と考えられる。」は正しい。
領域Bは
可視画像では灰色→あまり厚みはない。
赤外画像では暗い領域→雲頂が低い。→下層の雲か霧
だから(b)の「この雲域は霧または層雲である。」は正しい。
領域Cは
地上天気図で停滞前線の南側に位置し→その通り。
可視画像では灰白色→そこそこの厚みがある雲。
赤外画像では白く輝く団塊状の雲域→雲頂高度は高い&対流雲
だから(c)の「この雲域は発達した積乱雲である。」は正しい。
領域Dは
中国山地を発生源とする地形性の→こんな広範囲でそれはないんじゃない?
巻雲が東へのびている。→その通り。
だから(d)の「領域Dには、中国山地を発生源とする地形性の巻雲が東へのびている。」は誤り!
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