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問11:気候変動・地球温暖化
気候変動や地球温暖化について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①~⑤の中から1つ選べ。
(a) 地表面状態の変化により地球のアルベドが大きくなると、全球平均気温が上昇する。
(b) 永久凍土が融解すると、永久凍土に閉じ込められている温室効果ガスのひとつであるメタンが大気中に放出され、温暖化が加速される。
(c) 大規模な火山噴火により対流圏に大量に放出された火山灰は2、3年程度対流圏に留まり、その間日射を散乱させて全球平均気温を低下させる。
(d)成層圏でオゾンを破壊するフロンガスは、単位質量あたりの温室効果が二酸化炭素に比べて極めて高い。

⑤ (a)誤,(b)正,(c)誤,(d)正

アルベドが大きくなるということは、太陽エネルギーの反射が増えることであり、太陽エネルギーの入射が減少するということです。
太陽エネルギーの入射が減少するということは、全球平均気温は下降すると考えられます。
よって(a) の「地表面状態の変化により地球のアルベドが大きくなると、全球平均気温が上昇する。」は誤り!
永久凍土にはメタンが閉じ込められています。
メタンは温室効果ガスの一つですから、(b)の「 永久凍土が融解すると、永久凍土に閉じ込められている温室効果ガスのひとつであるメタンが大気中に放出され、温暖化が加速される。」は正しい!

火山噴火に伴って放出された火山灰が長期間滞留するのは、成層圏の下層です。
よって(c)の「 大規模な火山噴火により対流圏に大量に放出された火山灰は2、3年程度対流圏に留まり、その間日射を散乱させて全球平均気温を低下させる。」は誤りです。
フロン類の温暖化効果は、二酸化炭素に比べて100倍から1万倍以上だと言われています。
よって(d)の「成層圏でオゾンを破壊するフロンガスは、単位質量あたりの温室効果が二酸化炭素に比べて極めて高い。」は正しい〜

「一般気象学(第2版)」 p 114 〜,277 〜
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