この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
寒冷前線と温暖前線の違いは、寒・暖どちらの空気が進むかということ。
それぞれの前線の
- 雲
- 雨の降り方
- 風向き
- 速度
の特徴
さらに寒冷前線と温暖前線の間ってどんな天気なのか?
などの疑問への答えも見つかります。
寒冷前線と温暖前線って、どう違うの?
寒気と暖気、どちらの動く強さが強いのか
っていう違いがあるよ。
寒気は冷たい空気のことで
暖気は暖かい空気のことです。
寒冷前線と温暖前線の間は晴れてるの?
・・・晴れたり、曇ったり、雨降ったり・・・
寒冷前線と温暖前線の間って、結局どんな天気?!
冷たい空気と暖かい空気、混ざらないの?
よし!
まとめて説明しよう!
などなど、あなたが疑問に思っている
寒冷前線と温暖前線について
わかりやすーく、イラスト多めで解説します!
寒冷前線と温暖前線の違いとは?
寒冷前線と温暖前線の違いとは
- 寒く冷たい空気が進む前線か
- 暖かい空気が進む前線か
という違いです。
↑ちょっと大げさに表現してます。
この説明で満足できない、知的好奇心旺盛なあなたのために!
もっと突っ込んで解説しちゃいますよ〜
それぞれの前線の特徴
そもそも前線って言うのは
「寒い空気団」と「暖かい空気団」の境目のことです。
寒冷前線と温暖前線、どんな違いがあるのか
- 雲
- 雨
- 風向き
- 進む速さ
- 前線が通り過ぎる時の天気
- 通り過ぎる時、誰でも気付けるのか
などについて、わかりやすく説明します!
寒冷前線は、寒い空気の方が積極的に動きます。
寒い空気は重いので、暖かい空気の下に潜ると言うか
下に入り込んで、前進していきます。
この時ー
寒冷前線にできる雲は
- 積乱雲
- 積雲
- 高積雲
などです。
決して、上の3つ以外の雲ができない!という意味ではなく
代表的な雲が、「積乱雲・積雲・高積雲」という意味です。
※積乱雲・積雲・高積雲の特徴はこちらで解説しています。
↓ ↓
・積乱雲
・積雲
・高積雲
寒冷前線での、代表的な雨の降り方は
「ザーザー」
です。
「シトシト」じゃありません。
「ザーザー」です。
雷も鳴るかもしれないし
雷が落ちるかもしれません!
寒冷前線が通り過ぎる前の風向きは、南風です。
暖かい風で、なんとなく嫌な予感がします。
いわゆる「南寄りの風」と言われる風です。
寒冷前線が通り過ぎた後の風は、北西の風です。
冷たい風で、1日で季節が変わったように感じます。
寒冷前線の進む速度?!
また私ってば、難しいお題を考えてしまった!・・・と、若干後悔しております。^^;
温帯低気圧(台風じゃない普通の低気圧)の多くは
1000km/24時間くらいの速さで移動します。
時速で言うと、約41.7km/h。
寒冷前線は、運動会の「台風の目」のように
外側が早く進んで、内側はゆっくり進むので、「速度」を計算するのが難しいのですよ・・・
ともかく、地上にいる私たちには、約41.7km/hです。
では、寒冷前線がだいたい何時間で通り過ぎるのか、計算してみます。
寒冷前線は、平均200km〜500kmくらいの幅があるので
距離➗時速で計算すると約5時間弱〜12時間で通り過ぎる。
半日待てば、通り過ぎるってことになりますね。
まぁ、あくまでも計算上です。
天気は、
晴れ or 曇り(暖かい南風)
↓
わりと急に大雨・突風・落雷
↓
寒い!
と変わるので、誰でも気づくと思います!!!
寒冷前線の特徴
- 暖かい南風か吹き
- 急な大雨・雷
- 雨が降り出すと寒くなる。
- 冷たい北風が吹く
という特徴を知っていれば、「あ、寒冷前線が通り過ぎたな。」って
わかると思います!(^^)
温暖前線は、暖かい空気の方が積極的に動きます。
寒気との境目はあまり動かないので、温暖前線は動かないように見えます。
暖かい空気は、寒い空気の上を滑るように進んでいきます。
温暖前線が近づいてきたときにできる雲は
- 巻雲
- 巻層雲
- 高積雲
- 高層雲
- 乱層雲
などが代表的です。
高さによって、様々な雲ができます。
※巻雲・巻層雲・高積雲・高層雲・乱層雲の特徴はこちら↓で解説しています。
・巻雲
・巻層雲
・高積雲
・高層雲
・乱層雲
温暖前線が通過するときの雨は、「ザーザー」ではなく
「シトシト降る雨」です。
陰が薄いと言うか、寒冷前線に比べて
大雨や落雷、突風などの被害もないし、印象に残らない雨です。
温暖前線の北側では、基本的に東風(東寄りの風)。
温暖前線の南側では、基本的に南風(南寄りの風)。
※他のイラストと色が違うのは気にしないでね。
温暖前線の進む速度は温帯低気圧が進むスピード
約41.7km/hと同じ。
温暖前線は寒冷前線と違って、低気圧の中心から見て、ほとんど位置が変わりません。
進まない理由は、寒たい空気の上を暖かい空気が昇っていくから。
階段の下の段から上の段に昇っていくように、暖かい空気が進むので
スタート地点(前線の位置)は、ほとんど変わることはないのです。
天気は、晴れ
↓
徐々に曇り
↓
雨がシトシト。
気づくのは、難しいかな〜(๑•́ ₃ •̀๑)
寒冷前線は南北に伸びる(地図では縦向き)の前線ですが
温暖前線は東西に伸びる(地図では横向き)の前線です。
東西に伸びた温暖前線が、東方向(または北東方向)に移動しても
地上にいる私たちにはわからないと思います。
天気予報やインターネットの情報を使って
現在の低気圧や前線の位置を把握し、今の天気と比べて
「今、温暖前線の雨なのかな?」という程度だと思います。
寒冷前線と温暖前線の間って天気はどうなってるの?
寒冷前線と温暖前線の間の天気は基本的に
晴れ or 曇り
でも
雨が降ることもある
そして
南風が吹いて暖かい
寒冷前線と温暖前線の間の最大の特徴は
南風です!
ものすごく湿った南風が吹き込むこともあります。
寒冷前線と温暖前線への素朴な疑問!
そもそも、寒冷前線の東側に温暖前線がある理由はなに?
寒い空気と暖かい空気って、そもそも同じ地球の空気なのに
すぐに混ざらず、前線ができる理由は?
寒冷前線の東側に温暖前線ができるのは低気圧が反時計回りだから!
低気圧は、反時計回りの渦なので
位置的に
- 東側で暖かい空気が北に進む
- 西側で寒い空気が南→東に進む
ということになります。
同じ空気なのに、寒い空気と暖かい空気が「前線」なんて作っちゃって…
なぜすぐに混ざらないの?!
その理由は・・・比重(濃度)が違うものは
混ざりにくいから!
例えばアマゾン川などの、色が違う川が合流した時
川の水はなかなか混ざらないのと同じ理由です。
濃度と流れる速さが違う水は、混ざるのに時間がかかってしまいます。
水と同じで
冷たい空気は、暖かい空気より「濃い空気」です。
濃さはわずかな違いなのですが、混ざるのに時間がかかって、前線ができちゃうんですね。
↓塩水と真水に色をつけて実験すると、実感できますよ〜
↑これは面白い!
ぜひ子供と一緒にやってみたい実験です。
寒冷前線が通過して、外で遊べない日におすすめ!笑
寒冷前線と温暖前線の違いをまとめると
- 前線は、寒い空気と暖かい空気の境目。
- 寒冷前線は、寒く冷たい空気が進む前線。
- 温暖前線は、暖かい空気が進む前線。
寒冷前線では
- 暖かい南風→冷たい北風に変わる
- 急な大雨・雷
- 雨が降り出すと寒くなる
温暖前線では
- 前線の北側で東風・南側で南風
- 徐々に天気が崩れていく
- 雨はシトシト降る
寒冷前線と温暖前線の間は、晴れ or 曇り or 雨!
寒冷前線の東側に温暖前線ができる理由は
北半球の低気圧では反時計回りに風が吹くから!
そもそもの前線ができる理由は
濃度(比重)と速さが違うものは混ざりにくいから!
さあ、もうすぐ低気圧が来るぞ!(←普通はね。)
停滞前線ってどういう前線のこと?!
記号や発生する雲・天気(雨の降り方)についてもイラストでまとめています。
↓ ↓ ↓
停滞前線と閉塞前線の違いについて、こちらで記号や天気も断面のイメージ図で詳しく解説しています!
↓ ↓ ↓