【気象予報士試験独学勉強合格プラン】合格までの道のり(体験談)

気象予報士試験独学勉強合格プラン

この記事でわかること

気象予報士試験を独学で突破した主婦(2児の母)の私が
子育てしながら実際にやって成功した「受験勉強プラン」

気象予報士の資格を取りたいんだけど、社会人だから勉強時間の確保が大変だよ。

どんなプランを立てて勉強すれば合格するかな?

スクールに通うのが合格への一番の近道だよ。

近くにスクールがないんだよ…
スクール抜きで合格する勉強プランはある?

じゃあ、私が実際にやって
合格した勉強プランをシェアするね!

というわけで今回は、私が実際に取り組んだ勉強プランを紹介しながら

  • 私がやってみて良かったこと
  • 頑張ったけど無駄だったこと

も合わせて紹介します!

気象予報士試験合格までの大まかなプランは2段階合格!

私がお勧めする気象予報士試験に合格するための
独学勉強方法は、「2段階合格プラン」です!

まず勉強プランの前提として、1日の勉強時間を想定します。

1日の勉強時間は、1時間〜2時間

社会人なら仕事が終わってから4~5時間の勉強は辛いので、1~2時間としました。

本題の「大まかな勉強プラン(2段階合格プラン)」のお話の前に、気象予報士試験の内容がわからない場合は、こちらで説明しています。→気象予報士試験の内容と実施スケジュール

では今度こそ、大まかな2段階合格プランです!

学科試験(一般知識&専門知識)同時合格を目指す!

勉強時間の少ない社会人が
学科試験の勉強と実技試験の勉強を同時にこなすことは難しいです。

まず、学科試験の「一般知識」と「専門知識」の同時合格を目指しましょう!

学科試験はマークシート式なので、多肢選択式です。

答えは必ず問題の中にあるのだから、頑張ればイケる!!!

実技試験合格を目指す!

学科試験に合格した後は、実技試験の勉強に集中して取り組むことができます。

試験の時間は短いし
解けない問題があったら、合格は厳しいです。(っていうか無理だと思う)

とにかく「時間内に全ての答えを書ききる特訓」をします。

↑これが独学で試験合格までの大まかな、ざっくりとした「2段階合格プラン」です。

後ほど、もっと詳しく解説します!

2段階合格プランをおすすめする理由

2段階合格プランを強くおすすめする理由は

1日の勉強時間が少ないから!

ここでは、社会人が普段の仕事が終わってから勉強するプランについてお話ししています。

一発合格を目指したいのは山々なのですが、なんせ勉強時間が限られている上に、独学ときたもんだ!

他の方のお話を、色々と伺っていると
「最初からす少しずつの合格を目指すなんて消極的じゃない?」
という意見も聞きますが

はっきり言って、元々勉強が得意な人でなければ
1日1時間〜2時間の勉強で、凡人が一発合格を目指すのは難しい!

だから私は、2段階合格プランを強くお勧めします。

2段階合格の勉強なら、1点集中で勉強できるので
マルチタスクをこなさなくて良くて、脳が楽なんです。

そしてこの2段階合格プランをお勧めするもう一つの理由は

  • 気象予報士試験の実施スケジュールが半年に1回
  • 試験は合格した科目は1年間免除される!

半年に1回試験があるので
学科に合格すれば、学科試験免除の状態で
実技試験のみ2回受験することが可能

だから凡人にも、大いにチャンスはあるのです。(о´∀`о)

では、

  • 試験が実施される時期
  • 試験の大まかな内容

について、もっと詳しくお話しします。

気象予報士試験内容と実施スケジュールから考えるプラン

気象予報士の試験は、

  • 夏(8月後半)
  • 冬(1月後半)

の1年に2回行われます。

そして、気象予報士の資格を取得するためには

  • 学科試験(一般知識):マークシート式
  • 学科試験(専門知識):マークシート式
  • 実技試験1,2:記述式

の3つに合格しなければいけません。

そして、先ほどもお伝えしましたが

学科試験に合格した後
1年以内なら、次の試験で「すでに合格した学科試験」は免除されます!

つまり、合格パターンとして

1回目の試験で

学科(一般知識)〇 合格
学科(専門知識)〇 合格
実技× 不合格

2回目の試験・または3回目の試験で

学科(一般知識)免除
学科(専門知識)免除
実技〇 合格

という風に、実技試験だけに全力投球するプランを立てることができます!

ただし、学科の一般知識・または専門知識のみ先に合格してしまうと

試験1回目2回目
(半年後)
学科(一般知識)〇 合格免除
学科(専門知識)× 不合格〇 合格
実技× 不合格〇 合格

または

試験1回目2回目
(半年後)
3回目
(1年後)
学科(一般知識)〇 合格免除免除
学科(専門知識)× 不合格〇 合格免除
実技× 不合格× 不合格〇 合格

というように、かなりハードな合格プランとなってしまいます。

そんなわけで、学科は

  • 一般知識
  • 専門知識

の両方を、一度に合格することを目指したいですね。

さて次では、2段階合格の勉強プランの詳細をお話しします!

【学科】気象予報士試験独学勉強プランはテキストと過去問を使え!

学科試験攻略は

  • 左手にテキスト
  • 右手に過去問

毎日、隙間時間にテキストを読み、過去問を解きます。

問題は、一般知識と専門知識に
それぞれ15問。

15問中、11問以上正解すれば、合格します!

テキストは、

  • 一般知識に1冊
  • 専門知識に1冊

持っていれば十分です。

テキストを読むだけで頭に入れるなら、最低7回は読まないと難しいかもしれません。

私は、何度も読むよりノートにまとめる方が頭に入るので
一般知識用と専門知識用のバインダーを作り
オリジナル参考書を作りました。

過去問・問題集は
凡人の私は1冊では足りませんでした

過去問は完璧に解けるようになっても
次に実施される試験では

「こんな問題、初めて見た!なんだろー?!わかんないよー!!!」
という問題が出ます。

要するに、本質を理解していないと、いくら過去問の数をこなしても合格しません。

でも逆に言えば「本質を理解できているなら、過去問を解く」なんて少しで十分なのです。

全くよくできた試験です。
問題を作った人を尊敬します。( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

学科試験におすすめのテキスト

学科・一般知識にお勧めのテキストは
みんなのバイブル「一般気象学」。

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学科・専門知識にお勧めのテキストは、「気象予報士かんたん合格テキスト」の学科専門知識編です。

この本↑電子書籍にもなってるので、隙間時間があれば、電車の中でもいつでもどこでも勉強できます!

隙間時間の勉強なら、スマホアプリも上手に使いたいですね(о´∀`о)

過去問・問題集は、まずは無料のものから解いてみてください。

学科試験も実技試験も、過去問と解答例なら
無料で入手可能です!

気象業務支援センターから、ダウンロードして使いましょう。

過去問と解答例をダウンロードできるのはこちら

ただし、気象業務支援センターの解答例には、解説はありません。

解説が欲しい場合は、天気予報技術研究会の出版している「模範回答と解説」に頼りましょう。

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東京堂出版
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試験1回分の解説しかないのに、3000円弱と安くはないですが
スクールや通信教育よりは安いです。

解説読んでもわからなかったら、SNSやQ&Aサイトに質問すれば
親切な人が答えてくれそうですね。(正解かどうかは別として)

ともかく、試験を実施している気象業務支援センターの
無料でいただける資料には、全て目を通しておくと良いですよ!(о´∀`о)

続いて実技試験の勉強プランについてです!

【実技】気象予報士試験独学勉強プランは問題集を完コピしろ!

学科試験に合格したあなたは、インプットはまぁまぁできています!

次は

  • アウトプットを正確にする
  • 試験独特の文章を書くことに慣れる
  • 試験時間内に全ての問題を解くスピードを身につける

という訓練をします!

私は4冊のボリュームのある問題集を買って、

  1. 全問題をコピー(印刷)して
  2. 1ヶ月に1冊の問題集を、答えを見なくても完コピできるところまで頭に叩き込む。

という勉強プランを立てました。

もう少し詳しく説明すると

  1. 1月の試験で学科試験に合格したら、2・3・4・5月で4冊の問題集全てを覚えるまで解く。
    (1週間単位で目標を設定すれば、忙しくて勉強できない日があっても大丈夫。…忙しさによりますが…)

  2. 6月に1~2冊目の復習と、気象業務支援センターでダウンロードした最近の過去問を解く。
    試験時間内に全問解き終わる訓練もする。

  3. 7月に3〜4冊目の復習と、気象業務支援センターでダウンロードした最近の過去問を解く。
    試験時間内に全問解き終わる訓練もする。

  4. 8月は、ほぼ毎日、本番の試験のつもりで時間をはかって、持っている過去問を解く。

という勉強プランです。

追い込みをかけた最後の月は、本当にキツかったです。

だって、毎日本番のつもりで過去問を解くんだもの〜
思い出しただけで涙が・・・

というわけで、凡人の私でも
気象予報士の試験に合格することができたんです。

それと、あまり言いたくはないですが・・・私の失敗した勉強法も教えちゃいます(^_^;)

私が失敗した勉強法

私が失敗した、ムダだった勉強法。
それは通信教育の「教材に頼った」勉強法です。

実はですね。

私は某有名通信教育の気象予報士講座も受講していました。

今は改善されていると思いますが「実技試験のテキスト」は、かなり初心者向け。

勉強の入り口としては良いと思いますが、私のような凡人には、とてもじゃないですが「試験に合格するレベル」まで高めてくれる教材ではありませんでした。

サポート期間は短くて、学科試験合格までに終わっていましたし

実技の練習問題数なんて、とても少なくて・・・

全くできるようにならなくて、試験を受けても全く歯が立たない状態でした。

そして・・・

8月の試験で学科試験2つに合格した私は、1月の試験で実技試験合格を目指していたのに、試験の時間内に問題の7割くらいしか解けないという状態だったのです。

受験料も、勿体無いことをしました。

チャンスは次の8月の試験のみ。

不合格なら、学科試験からやり直しです。

後が無い・・・

もう大学受験であれくらい勉強していたら・・・って妄想するくらいお尻に火がつきまして、過去問題集を4冊買って、猛勉強することができました。

私の失敗の原因を、教材のせいにしたくはないです。(でもあのテキストと過去問は、流石に少なすぎ!)

私が実技の試験勉強で失敗した理由は2つ。

  • 数をこなさないと頭に入らない
  • 基本的なことをわかっていない

つまり、某通信講座の勉強法は
「凡人の自分に合った勉強法」ではなかったのです。

独学で合格するって、他の勉強でも同じように
自分に合った勉強をすることが大切だと思いました。

さて、独学で気象予報士試験に合格する勉強プランをまとめると・・・

気象予報士試験独学勉強プランまとめ

合格プランは「2段階プラン」だから

勉強方法をまとめると…

合格1段階目(学科試験合格プラン)

学科試験(一般知識・専門知識)同時合格を目指して
インプットとアウトプットを繰り返す。
過去問の数をこなす。
基礎知識をしっかり身につける。

※私の場合、インプットはノートにまとめるのが良かったです。

合格2段階目(実技試験合格プラン)
  1. 実技試験勉強の第1段階は、問題と回答のインプット(完コピ)
    1ヶ月単位で目標を決め
    更に1週間単位で、確実に目標の問題数を完コピしていきます。

  2. 実技試験勉強の第2段階は、アウトプットしながら、時間内に問題を解く練習
    完コピできているかの確認と
    実際の試験のように、時間もしっかり測って問題を解きます。

  3. 持っている問題を全て解く
    毎日本番の試験と同じように、時間を測って過去問を解きます。
    全て模範回答と同じに書く覚悟で!

すんなり勉強が進まなくて辛いこともあるかもしれません。

そんな時は、合格した後のことを妄想して、また元気を出して頑張りましょう!

気象予報士試験にお勧めのテキストと問題集については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
この記事では紹介していないテキストもありますよ。

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