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第53回気象予報士試験実技1問3より、前線記入問題のみ選びました。
前線記入について集中して勉強したい場合に使ってください。
問題
問題文より求める前線は次の通り。
- 初期時刻から12時間後における前線の位置を記入する。
- 解答図にある前線は、閉塞前線と温暖前線。
- この問題では、閉塞点と寒冷前線を記入する。
- 記入する寒冷前線は解答図の枠まで続く。
着目(参考に)する天気図
問題文より、着目する天気図は、図 6 , 7 , 8 。
模範解答
模範解答と同時刻の天気図を重ねる
前線位置の考察ポイント
この問題では、地上の前線を記入するわけですが…既に閉塞前と温暖前線は記入されています。
だからまず解析するのは閉塞点。
次に寒冷前線の位置です。
最後に前線記号も忘れず記入しましょう。
- 閉塞点はどこか。(渦度0度の強風軸が参考になる。)
- 寒冷前線はどの要素を優先させたら良いのか。
多くの前線記入問題の場合、地上の前線なら地上の気圧の谷が最も優先される要素となりますが、この問題では違いました。(ひっかけ問題か)
気圧の谷の位置と、700hPa面の湿数分布、850hPa面の相当温位分布の位置がずれていました。
地上の気圧の谷が暖気側にずれるならわかりやすいですが、この問題では寒気側にずれていましたね。