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第50回気象予報士試験実技1より、前線記入問題のみ選びました。
前線記入について集中して勉強したい場合に使ってください。
問題
問題文より求める前線は次の通り。
- 図1で日本海にある低気圧に伴う前線の、24時間後の位置を記入する。
- 図5と図8を用いる。
- 地上前線は850hPa面の前線とほぼ同じ位置にある。
- 解答図には、あらかじめ閉塞前線が記入されている。
- 前線記号についての指定はないが、あらかじめ問題に記入された閉塞前線には記号があるので、解答する前線にも記号をつける。
着目(参考に)する天気図
問題文より、着目する天気図は、図 5 , 8 , 9 。
模範解答
模範解答と同時刻の天気図を重ねる
着目する天気図を時系列に見る
前線位置の考察ポイント
この問題での前線の位置を決定する要素は、850hPa面の等相当温位線と地上の降水域でしょうか。
地上の前線と850hPa面前線がほぼ同じ位置にあるということなので、楽そうに見えますが…
閉塞前線があらかじめ記入されているため、閉塞点を解析する必要がないのは楽ちんです。
それとこの閉塞前線は、寒冷型ですね。
迷うのは等相当温位線の集中帯の暖気側(342K線)と閉塞点がずれているところ。
もし寒冷前線を342K線に沿わせると、閉塞点が変わってきますしね。
優先すべき要素は何か、試験中なら短い時間で判断しなければなりません。
あともう一つ。どこから停滞前線とするか。
私の自己流のやり方で恐縮ですが、こういう問題の場合、前の時間(初期時刻)の寒冷前線の長さを変えずに記入します。(この方法が正解かどうかはわかりません。)
- この閉塞前線は温暖型か寒冷型か。
- 閉塞点の位置から温暖前線と寒冷前線をどう伸ばすか。
- 寒冷前線と停滞前線の境目はどこか。