【前線記入問題】第52回気象予報士試験実技2

第52回気象予報士試験実技2より、前線記入問題のみ選びました。

前線記入について集中して勉強したい場合に使ってください。

過去問天気図ダウンロード

問題

解答図

問題文より求める前線は次の通り。

  • 図1の前線が途切れている東経127°以西を記入する。
  • 記号は不要。
  • ①より、前線の東経135°より西の部分に対応する850hPa面の等相当温位線の値=348K(345K)。

着目(参考に)する天気図

問題文より、着目する天気図は、図 5 , 6(下)。


図5:850hPa相当温位・風12時間予想図(6月6日9時)

図6(下):850hPa気温・風,700hPa鉛直流解析図(6月6日9時)

模範解答

模範解答

模範解答と同時刻の天気図を重ねる


図1:地上天気図(6月6日9時)

図5:850hPa相当温位・風12時間予想図(6月6日9時)

図6(下):850hPa気温・風,700hPa鉛直流解析図(6月6日9時)

前線位置の考察ポイント

この問題では、前線の位置を決定する要素は850hPa面の等相当温位線。

  • ①より、850hPa面の前線は348K(345K)。
  • 地上の前線は850hPa面の前線とずれている。

模範解答は、天気図のどの要素で前線位置を決めているのか。

穴が開くほど天気図を見て学ぶしかないでしょうか。

試験でこんな問題に出会ったら、私なら850hPa面で前線の形を決めて、地上の前線の位置までずらすしかできないです。(これは難問でした。)