ホーム気象予報士試験に役立つお話ミニテスト集ミニテスト 大気における放射ミニテスト 2021年12月9日 SHARE ツイート シェア はてブ LINE Pocket 黒体放射〜ステファン・ボルツマンの〜とか、放射強度は〜などなど それ天気予報に要ります?と思いながら勉強した方! ちょっとミニテストで記憶の定着を促しましょう〜 大気における放射01 太陽からのエネルギー,黒体,放射平衡や散乱についてのミニテスト 1 / 11 Category: 大気における放射 次の文章は太陽放射や地球放射について述べています。⭕️ ❌ で答えよう!「雲は、太陽放射を反射し地表の冷却に寄与する一方で、地表面等からの赤外線を吸収し、自らの温度に応じた赤外線を射出することにより地表面を加熱する放射効果をあわせて持っている。」 ❌ ⭕️ 残念!雲は太陽放射を反射するので、地球を冷却する効果があります。さらに雲には、地球からの赤外線放射を吸収し、地上を保温する鍋の蓋のような働きもあるので、夜間に雲があると翌朝の気温低下率が低くなりますね。 正解! 2 / 11 Category: 大気における放射 次の文章は、大気粒子おける太陽光の散乱について述べています。選択肢の中から( )に当てはまるものを選びましょう。 ミー散乱の場合、入射してくる電磁波の波長は粒子の半径と比べて( )。 非常に大きい 非常に小さい やや小さい やや大きい 同程度 残念!解説電磁波の波長とそれを散乱させる粒子の半径が同じ程度の場合の散乱が「ミー散乱」です。 正解! 3 / 11 Category: 大気における放射 次の文は地球の大気に関わる放射について述べています。⭕️ ❌ で答えよう!「 太陽放射エネルギーの約半分は可視光線域に含まれるが,太陽放射エネルギーの スペクトルのピークは紫外線域にある。」 ❌ ⭕️ 残念!太陽放射の約半分は可視光線域なのは、その通り!残りの半分は赤外線域と紫外線域と考えていいですが、大部分は赤外線域です。太陽放射の紫外線域は約7%。スペクトルのピークは「可視光線域」ですね。▼ここに書いてあるよ▼「一般気象学(第2版)」 p115「イラスト図解 よくわかる気象学(第2版)」p172 正解!スペクトルのピークは「可視光線域」ですね。 4 / 11 Category: 大気における放射 次の文は地球の大気に関わる放射について述べています。⭕️ ❌ で答えよう!「宇宙から大気層に下向きに入ってくる⻑波放射はなく,また宇宙へ上向きに出て いく短波放射もない。」 ⭕️ ❌ 残念!短波放射・長波放射っていうのは相対的な表現で地球放射に対して太陽放射が短波放射と表現され、太陽放射に対して地球放射が長波放射と表現されるわけです。で、太陽の日差しでジリジリする暑さ(熱さ?)って、あれは波長の長い方の電磁波です。だからしっかり地上まで届いてる! 正解!そんな極端なことないですよね。 5 / 11 Category: 大気における放射 次の文は地球の大気に関わる放射について述べています。⭕️ ❌ で答えよう!「アルベドは大気上端における上向きの⻑波放射エネルギーを下向きの短波放射エネルギーで割った値である。」 ❌ ⭕️ 残念!「アルベド」は反射放射量を入射放射量で割った値。▼ここに書いてあるよ▼「一般気象学(第2版)」 p114, p128「イラスト図解 よくわかる気象学(第2版)」p182 正解!「アルベド」は反射放射量を入射放射量で割った値ですよね。 6 / 11 Category: 大気における放射 次の文章は、大気粒子おける太陽光の散乱について述べています。選択肢の中から( )に当てはまるものを選びましょう。 ミー散乱の場合、波長の依存性は( )。 波長が長いほど強く散乱される 散乱の強さはあまり波長によらない 波長が短いほど強く散乱される 残念!解説ミー散乱の場合様々な色の光が散乱されて、太陽光と同じように白色光に近く見えます。つまり…「トータルで白っぽく見える」→「どの波長も同じように散乱されている」→「あまり波長によらない」ってことです。 正解! 7 / 11 Category: 大気における放射 次の文章は太陽放射や地球放射について述べています。⭕️ ❌ で答えよう!「大気は、太陽放射のうち波長が0.3μmより短い紫外線の大部分を、地表面に達する前に吸収する。」 ⭕️ ❌ 残念!地球の大気は可視光線についてはほとんど透明ですが、波長が0.31μmより小さな紫外線は対流圏界面に達する前に、酸素分子やオゾンよってほぼ吸収されています。▶︎紫外線による酸素分子・オゾンの光解離 正解! 8 / 11 Category: 大気における放射 次の文章は、大気粒子おける太陽光の散乱について述べています。選択肢の中から( )に当てはまるものを選びましょう。 レイリー散乱の場合、入射してくる電磁波の波長は粒子の半径と比べて( )。 同程度 非常に大きい やや大きい やや小さい 非常に小さい 残念!解説レイリー散乱では散乱光の強度は電磁波の波長の4乗に反比例します。つまり電磁波の波長は、粒子の半径より非常に大きい。 正解! 9 / 11 Category: 大気における放射 次の文は地球の大気に関わる放射について述べています。⭕️ ❌ で答えよう!「北半球の夏至の日の 24 時間に大気上端の水平な単位面積に入射する太陽放射エ ネルギー量は,北極点の方が赤道上の地点よりも多い。」 ⭕️ ❌ 残念!北半球が夏至の時、北極では一日中地平線から23.5°の高さに見えます。この日、地球上で一番1日あたりの受ける太陽エネルギーが多いのは北極になるんです。(一般気象学:図5•5参照)▼ここに書いてあるよ▼「一般気象学(第2版)」 p109 正解! 10 / 11 Category: 大気における放射 次の文章は太陽放射や地球放射について述べています。⭕️ ❌ で答えよう!「大気は、「大気の窓」と呼ばれる波長域以外では、地球放射をほとんど吸収しない。」 ❌ ⭕️ 残念!大気が波長11μm前後(8~12μm)の電磁波をあまり吸収しません。この波長領域のことを「大気の窓」や「窓領域」といいます。ちなみに波長11μm前後(8~12μm)というと、遠赤外線ですね。 正解! 11 / 11 Category: 大気における放射 次の文章は、大気粒子おける太陽光の散乱について述べています。選択肢の中から( )に当てはまるものを選びましょう。 レイリー散乱の場合、波長の依存性は( )。 散乱の強さはあまり波長によらない 波長が短いほど強く散乱される 波長が長いほど強く散乱される 残念!解説赤色の光線(相対的に長い波長)より青色の光線(相対的に短い波長)の方が強く散乱されるので、晴れた空が青く見えるんですよね。 正解! Your score is The average score is 81% 0% もう一度やる ▶︎ミニテスト集に戻る スポンサーリンク