ホーム気象予報士試験に役立つお話ミニテスト集ミニテスト 成層圏と中間圏内の大規模な運動ミニテスト 2021年12月9日 SHARE ツイート シェア はてブ LINE Pocket 成層圏と中間圏って日々の天気には関係なさそうだけど、人間活動の拡大や地球上の生命にとって知っておかねばならないことがいっぱい! では早速やってみよう〜(≧∇≦)੭ꠥ⁾⁾ 成層圏と中間圏内の大規模な運動01 成層圏と中間圏内のさまざまな現象についてのミニテスト 1 / 7 Category: 成層圏と中間圏内の大規模な運動 成層圏突然昇温について述べた次の文章の空欄( )に入る語句として適切なものを,下記の選択肢から選ぼう。成層圏突然昇温は ( ) により励起されたプ ラネタリー波の伝搬が原因となっている。 地形等の効果 電離層の変動 残念!プラネタリー波の原因は次のもの。大規模山脈など大陸と海洋の温度差などだから答えは「地形等の効果」ですね!(о´∀`о)▶︎▶︎▶︎用語解説「成層圏突然昇温」 正解! 2 / 7 Category: 成層圏と中間圏内の大規模な運動 次の文章は成層圏について述べています。⭕️ ❌ で答えよう!「1月の成層圏上部においては、一般に北極付近が全球の中で最も気温が低い。」 ⭕️ ❌ 残念!成層圏上部は、高度50kmくらいです。1月…つまり北半球が冬半球になるとき、成層圏界面付近では南極付近が一番気温が高く、北極付近の方は気温が低くなっています。▼ここに書いてあるよ▼「一般気象学(第2版)」 p251「イラスト図解 よくわかる気象学(第2版)」p370 正解! 3 / 7 Category: 成層圏と中間圏内の大規模な運動 次の文章は成層圏について述べています。⭕️ ❌ で答えよう!「対流圏から成層圏へプラネタリー波が伝播するのは、成層圏が西風になっているときである。」 ❌ ⭕️ 残念!プラネタリー波は超長波のことで成層圏が東風の時は鉛直方向に伝播しません。成層圏まで伝播するのは「成層圏が西風」の時。 正解! 4 / 7 Category: 成層圏と中間圏内の大規模な運動 成層圏突然昇温について述べた次の文章の空欄( )に入る語句として適切なものを,下記の選択肢から選ぼう。成層圏突然昇温は地衡風平衡の状態が崩れて生じた下降流による断熱圧縮で引き起こされ、気温の上昇は ( ) ほど早く始まる。 上層 下層 残念!昇温は上層から下層に移動していくので、答えは「上層から」ですね!(о´∀`о)▼ここに書いてあるよ▼「一般気象学(第2版)」 p260 ~ 264「イラスト図解 よくわかる気象学(第2版)」p37 正解! 5 / 7 Category: 成層圏と中間圏内の大規模な運動 成層圏突然昇温について述べた次の文章の空欄( )に入る語句として適切なものを,下記の選択肢から選ぼう。北半球では, ( ) は通常,成層圏から中間圏の北極周辺は低気圧になり,北半球高 緯度では⻄風が卓越している。成層圏突然昇温は,この季節に北極周辺の成層圏を中心に気温が短期間に急激に上昇する現象である。 暖候期 寒候期 残念!成層圏突然昇温は、「西風が吹く冬〜春先」なので「寒候期」!▶︎▶︎▶︎用語解説「成層圏突然昇温」 正解! 6 / 7 Category: 成層圏と中間圏内の大規模な運動 次の文章は成層圏について述べています。⭕️ ❌ で答えよう!「1月の北半球の成層圏上部では、プラネタリー波の対流圏からの伝播により、アリューシャン列島付近に高気圧がしばしば現れる。」 ⭕️ ❌ 残念!1月…つまり北半球が冬季、上部成層圏(高度25km〜30km)ではアリューシャン上空に高気圧が卓越します。このアリューシャン高気圧の成因は、ユーラシア大陸に起因する波数1のプラネタリー波の鉛直伝播と考えられています。 正解! 7 / 7 Category: 成層圏と中間圏内の大規模な運動 次の文章は成層圏について述べています。⭕️ ❌ で答えよう!「成層圏に伝播するプラネタリー波は、地形や海陸の熱的効果により励起され、2000km程度の波長を持つ。」 ⭕️ ❌ 残念!プラネタリー波は大規模な地形の影響で対流圏で発生する、波長が1万km以上の定常的な波です。2000km程度って、マックスサイズのメソスケール現象ですね。温帯低気圧とかね。 正解! Your score is The average score is 83% 0% もう一度やる ▶︎ミニテスト集に戻る スポンサーリンク