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問3：気温減率（計算問題）
図に示すように、標高0mの平野にある標高1500mの山を考える。大気はどこでも気温減率が6℃/kmで、標高0mの気温は30°Cである。
このとき、山の左側の高度1200mの微小な空気塊を、山を越えて右側の標高0mの麓まで、周囲と混合しないように断熱的に下降させた。
この下降後の空気塊の温度に最も近いものを、下記の①～⑤の中から1つ選べ。ただし、空気塊の移動中に水蒸気の凝結は起こらないものとする。
④ 34.8℃
小学生でも解ける問題！！！！！なんだけど！
ひっかけ問題ですー！
「大気はどこでも気温減率が6℃/km」なーんて書いてるけど、「周囲と混合しないように断熱的に下降」とも書いてますからね。
「空気塊の移動中に水蒸気の凝結は起こらない」ということなので、乾燥気温減率を使うことになります。
では計算スタート！
標高1200mの気温は、以下の計算より 22.8℃。
標高1200mの空気塊を断熱的に標高1500mまで上昇させた場合の気温は、以下の計算より 19.8℃。
標高1200mの空気塊を断熱的に標高1500mまで上昇させた後、断熱的に標高0mまで下降させた場合の気温は、以下の計算より 34.8℃。
よって解答は④の 34.8℃！
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