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この記事を読めば
- 雷が「ピカッと光ってゴロゴロなるまでの時間」から、雷までの距離を計算する方法
- 気温で変化する音速のこと
- 落雷ってそもそもどんな現象なのか
がわかります!
近くに雷落ちたのかなぁ
怖いよう…
おおよその雷(放電)までの距離なら計算できるよ♪
稲光を見てから雷鳴が轟くまでって、時間差ありますよね。
あれって「光が空気中を伝わる速さ」と「音が空気中を伝わる速さ」が違うからなんです。
そこで今回は、簡単に「雷(放電)までの距離」を計算する方法と
計算しなくても見ればすぐわかる「雷(放電)までの距離」一覧表を作りました!
雷雲が近づいたとき、安全な屋内の中心で、時間を測って見てはいかがでしょう?
【簡単計算】雷までの距離計算方法は「音速」から
ピカッと光る「雷の放電」と自分との正確な計算をしようと思ったら、気温も加味して計算しないといけません。
でも、おおよその距離で良いなら簡単です♪
光ってから雷鳴が聞こえるまでの時間(秒)×音速(メートル/秒)で、雷の放電現象が起きたおおよその距離(メートル)がわかります。
時間(秒)×340(メートル/秒)=距離(メートル)
とりあえず計算が面倒な方のために、1秒から15秒までの距離を表にまとめました。↓
光ってから ゴロゴロまでの 時間(秒) | 雷(放電)までの距離 |
---|---|
1秒 | 約340メートル |
2秒 | 約680メートル |
3秒 | 約1020メートル |
4秒 | 約1360メートル |
5秒 | 約1700メートル |
6秒 | 約2040メートル |
7秒 | 約2380メートル |
8秒 | 約2720メートル |
9秒 | 約3060メートル |
10秒 | 約3400メートル |
11秒 | 約3740メートル |
12秒 | 約4080メートル |
13秒 | 約4420メートル |
14秒 | 約4760メートル |
15秒 | 約5100メートル |
「でも・・・もう少し本格的に雷までの距離を計算したいかも・・・?」ですって?!
じゃあ、気温も加味して計算してみますか?
【気温別】雷までの距離計算方法
音の伝わる速さは、空気の温度でも変わります。
- 気温が低いと音の伝わる速度は遅くなる。
- 気温が高いと音の伝わる速度は速くなる。
気温が違うと、どれくらい音の伝わる速度が違ってくるかと言うと・・・
式にするとこうなります。↓
331.5m + 0.6m × 気温(℃)=1秒あたりの音速
計算が面倒な方向けに、気温5℃ごとに音速をまとめました。
気温(℃) | 1秒間に何メートル進むか(m/s) |
---|---|
0℃ | 331.5メートル |
5℃ | 334.5メートル |
10℃ | 337.5メートル |
15℃ | 340.5メートル |
20℃ | 343.5メートル |
25℃ | 346.5メートル |
30℃ | 349.5メートル |
35℃ | 352.5メートル |
この気温によって変わる音速を利用して、できるだけ詳細な雷(放電)までの距離を計算したかったら、次のような式になります。
距離={331.5m + 0.6m × 気温(℃)}×ピカって光ってからゴロゴロ雷鳴が聞こえるまでの時間(秒)
じゃあ具体例をあげて、計算してみましょうか♪
例:雷が光ってから12秒後にゴロゴロと雷鳴が聞こえました。
気温は28℃でした。
雷(放電)までの距離は何メートルですか?
計算
距離={331.5m + 0.6m × 28(℃)}×12(秒)
=(331.5+16.8)×12
=348.3×12
=4179.6m
雷(放電)までの距離は、4179.6メートルです!
もちろん、音は風向きなどで伝わりかたは全然変わってしまうので、この計算は風がない時と仮定してください。
つまり、「だいたい4キロ離れてるんだな〜」くらいに考えてくださいね!
では雷(放電)までの距離がわかったところで!
次に、どのくらい雷(放電)と離れていれば安全なのか?!というお話。
安全な距離はどれくらい?雷探知器は補助的に使えそう
雷までの安全な距離はねー
結論から言うと・・・
黒い雲が近くに見えたらヤバイと思って!
雷(放電)との距離なんて当てにしないで、安全な屋内や車の中に避難するのが正解!
ピカって光ったのが見たり、ゴロゴロ雷鳴が聞こえたらヤバいと思って。
理由は、雷雲の大きさ。
真上に暗い雲が見えて、「ピカッ」だの「ゴロゴロ」だのありましたら、いつあなたの近くに雷が落ちるかわかりません。
今までは毎回ラッキーだっただけ。
でもこれから先、ずっと幸運が続くとは限らない。( •̅_•̅ )
もしかすると、もしかするかも?!と思って、安全なところに移動してくださいね。
つまり「雷までの安全な距離」は、雷雲(積乱雲)が見えないくらい、離れた距離ってこと。
雷は雷雲の真下に落ちるわけではありません。
こちらのサイトの雷画像が衝撃的です。▶︎ヤマケイオンライン
でも諦めるのはまだ早い!!!
雷探知器という補助的なツールがあります!
この雷探知器「雷探くん」は、1万円くらいっていう手の届くお値段で、約40km以内の雷(放電)を探知してくれる優れもの。
約40kmって距離は「ピカッ」から「ゴロゴロ」までが1分半以上です!
相当遠くて、人では気づけない距離じゃないでしょうか。
この雷探くんは、こんな人におすすめ!
- 本格的な登山する方
- プールの監視員さん
- サッカーの指導員さん
- 学校の先生
そうでない方は、とりあえず安全な車内や屋内に避難しましょう〜
最後にちょこっと雷についての豆知識も!
【雷豆知識】ピカッゴロゴロ!は落雷って言う?
「落雷」は雷が地面におちることを言う。
地面に落ちない雷は「落雷」じゃない!
これが落雷
こっちは落雷じゃないです
【雷までの距離計算方法と安全な距離】まとめ!
正確さは欠けるけど、だいたいの「雷(放電)までの距離」を計算する式
距離(メートル)=時間(秒)×340(メートル/秒)
気温も加味した「雷(放電)までの距離」を計算する式
距離={331.5m + 0.6m × 気温(℃)}×ピカって光ってからゴロゴロ雷鳴が聞こえるまでの時間(秒)
言葉の意味として
- 落雷→雲からの放電が地面に達したもの
- 雲放電→雲内での放電(地面に達しない)や雲同士での放電
雷までの安全な距離は
雷雲(積乱雲)が真上にないくらい、離れた距離。
自分や自分の家に雷が落ちることってめちゃくちゃ稀なことなので、ついつい楽観的に「雷ゴロゴロ言ってるけど、まぁ大丈夫だろう!」と思っちゃいますよね。
でも、もしかしたら・・・ってこともあるので、雷雲が近づいてきたら、充分注意してくださいね!
そもそも雷ってどうして起きるの?という疑問にとことん答えるビジュアル解説〜
もし自宅に雷が落ちたら・・・火事意外にどんなことが起こりうるのでしょうか?!