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第57回気象予報士試験実技1より、前線記入問題のみ選びました。
前線記入について集中して勉強したい場合に使ってください。
問題
問題文より求める前線は次の通り。
- 問1で登場した地上低気圧(図1で九州の南西海上にある低気圧)に伴う前線のうち、温暖前線と寒冷前線の24時間後の予想位置を求める。
- 「地上低気圧に伴う前線のうち」なので、閉塞していたら、低気圧中心から閉塞点までは記入しなくてよくて、閉塞点から先にある前線の位置を求める。
- 前線は解答図の外枠まで伸びていると考える。
着目する天気図
問題文より、着目する天気図は、図7と10。
模範解答
模範解答と同時刻の天気図を重ねる
着目する天気図を時系列に見る
前線位置の考察ポイント
この問題では、前線の位置を決定する要素は全部。
500hPa高度・渦度,700hPa湿数,850hPa気温・風,700hPa鉛直流,地上気圧・降水量・風、ですね。
大事なポイントは以下の通り。
- この低気圧に伴う前線が閉塞しているか。
- 閉塞しているとしたら、閉塞点はどこか。
- 模範解答の閉塞点と一致しているのは何の要素か。
- 地上の気圧の谷を頼れない場合、前線位置決定をどうするか。