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- 一定のパターンがあるのは本当だったこと
- 東京は意外と気圧変化が激しいってこと
【1日の気圧変化をまとめた結果】
グラフ化したことで
などがわかりました!
低気圧で
調子が悪くなる人も
参考にしてね!
※ここでまとめているデータは、気象庁が公開しているアメダスの記録を利用しました。
1日…つまり24時間で気圧がどんな変化をするのか。
実は低気圧が来る日も、高気圧が来る日も、だいたい同じような気圧変化パターンになるってご存知ですか?
1日の気圧変化って、午前9時くらいに一度高くなって、午後3時くらいに一番低くなるんです。
めっちゃ晴れの日も?
晴れの日も雨の日も?
海辺でも盆地でも?
教科書やネット上の情報は、鵜呑みしないで確かめるべし!
ここでは気象予報士:はれのが、2020年4月1日〜30日のアメダスが観測した気圧データを使って、各地の「1日の気圧変化」をまとめました。
※集めた気圧の値は「現地気圧」ではなく、海面更正された海抜0mの場合の気圧です。
気になるところへ読み飛ばす
頭痛予防のための気圧日記についてはこちら↓
【気圧は1日でどのように変化するのか】2020年4月の記録より
ほぼ必ず気圧が高くなる時間帯 | 午前8時〜午前9時くらい |
ほぼ必ず気圧が低くなる時間帯 | 午後3時〜午後4時くらい |
私が西日本に住んでいるもので、ちょっと西日本よりのデータではありますが・・・
4月1日から30日までの30日間の1時間ごとの気圧(アメダスデータより)をあつめて、「1日の気圧変化の平均値」をグラフにすると、下のようになりました。↓
(2020年4月)
1日の気圧の最高値と最低値の差は2.37hPa!
そして、なんて見事なウェ〜ブ!
この綺麗なウェーブ、どの地域でも同じなの?
というわけで、私「はれの」が、色んな地域の気圧を調べましたよ!
【各地の1日の気圧変化】2020年4月
アメダスのデータからグラフにしましたよ〜
東京・大阪・名古屋における「2020年4月の気圧変化」をグラフ化するとこうなりました。↓
線が多くてごちゃごちゃしてますね。
だからそれぞれの平均値を一つのグラフにまとめました。↓
波があるのがわかりますが、微妙なのでもうすこし縦のメモリを拡大すると・・・
こうなる!↓
1日の気圧最高値 | 1日の気圧最低値 | 1日の気圧差 | |
---|---|---|---|
東京 | 1014.22 hPa | 1010.59 hPa | 3.63 hPa |
大阪 | 1015.81 hPa | 1013.17 hPa | 2.64 hPa |
名古屋 | 1015.05 hPa | 1012.09 hPa | 2.96 hPa |
東京・大阪・名古屋で、同じようにはっきりと
- 午前中10時までに気圧が高くなる時間帯があり
- 午後15時〜16時にかけて気圧が低くなる時間帯がある
つまり東京・大阪・名古屋で24時間の気圧変化として
「朝に気圧が高くなって、午後に気圧が下がる傾向」がみられました。
これって、1日の気温変化のパターンなのか?
(※頭痛ーるというアプリの公式ページに、掲載されている内容と一致)
どんなデータも、地域性を考えて色んなパターンを集めないと、信用できないよね!
この「朝気圧が高くなって、午後気圧が下がる」傾向は
盆地や海辺でも同じように現れるのか???
この疑問をはらすために、盆地と海辺のアメダスのデータからグラフにしましたよ〜
関西に住んでいるもので、盆地セレクトは京都と奈良です。
京都と奈良の気圧変化も平均値で見ると、24時間でどんな変化をしているのか、わかりやすいです。
1日の気圧最高値 | 1日の気圧最低値 | 1日の気圧差 | |
---|---|---|---|
京都 | 1015.83 hPa | 1013.10 hPa | 2.73 hPa |
奈良 | 1015.87 hPa | 1012.98 hPa | 2.91 hPa |
綺麗に一致!(近いしね)
京都と奈良でも東京・大阪・名古屋と同じように、1日の気圧に同じような波がある!
では、次は海辺!
海辺も色々特色はあるでしょうから、瀬戸内・太平洋側・日本海側の代表として
- 呉
- 潮岬
- 境
- 輪島(特別枠イメージ)
の1日の気圧変化グラフです!
最初は広島県の呉(くれ)。
呉のアメダスは、海の側にあります。
次は和歌山県の潮岬(しおのみさき)。
潮岬のアメダスは、海の真前じゃなくて住宅地の中にあります。
住宅地の中だけど、敷地は広ーい!
次は鳥取県の境港市の境!
めっちゃ海辺の地域だけど、境のアメダスがあるのは住宅地です〜
次は石川県の輪島(わじま)!
目の前は日本海で、波ドッパーン!!!
ではなく、アメダスのあるところから海は見えません〜
瀬戸内の呉と太平洋側の潮岬のグラフは似てますが・・・
境と輪島のグラフがわかりにくいですね!
境と輪島については、1日の気圧変化に特徴あんのか?って感じですが・・・
平均値を見るとゆるーくですが「朝に気圧が高くなって、午後にかけて気圧が下がる」んです。
なーんて言葉で言っててもわかりにくいので、平均値のグラフで確認!
↓ ↓ ↓
1日の気圧最高値 | 1日の気圧最低値 | 1日の気圧差 | |
---|---|---|---|
呉 | 1016.99 hPa | 1014.34 hPa | 2.65 hPa |
潮岬 | 1015.07 hPa | 1012.66 hPa | 2.41 hPa |
境 | 1016.58 hPa | 1014.74 hPa | 1.84 hPa |
輪島 | 1015.58 hPa | 1013.88 hPa | 1.70 hPa |
境と輪島は1日の気圧変化が少ない!緩やかな変化ですね・・・
では次で平均値をまとめてグラフにしちゃいます!
【各地の1日の気圧変化グラフ】パターン同じでも東京は激しい?!
グラフを比較しやすいように、縦軸の縮尺を伸ばしてますよ。↓
1日の気圧最高値 | 1日の気圧最低値 | 1日の気圧差 | |
---|---|---|---|
東京 | 1014.22 hPa | 1010.59 hPa | 3.63 hPa |
大阪 | 1015.81 hPa | 1013.17 hPa | 2.64 hPa |
名古屋 | 1015.05 hPa | 1012.09 hPa | 2.96 hPa |
京都 | 1015.83 hPa | 1013.10 hPa | 2.73 hPa |
奈良 | 1015.87 hPa | 1012.98 hPa | 2.91 hPa |
呉 | 1016.99 hPa | 1014.34 hPa | 2.65 hPa |
潮岬 | 1015.07 hPa | 1012.66 hPa | 2.41 hPa |
境 | 1016.58 hPa | 1014.74 hPa | 1.84 hPa |
輪島 | 1015.58 hPa | 1013.88 hPa | 1.70 hPa |
1日の気圧変化は、ここで調べた全ての地域で同じパターンだった訳ですが・・・
特に境と輪島で1日の気圧変化が少ないですね。(2020年4月に限る)
ここで疑問!
境と輪島の気圧変化が少ないのは、海の影響が大きい?(潮岬は?)
じゃあ小さな島だったら、1日の気温変化ってどうなる?!
そんなわけで、絶海の孤島の気圧変化もグラフ化しちゃえ!!!
【楽園か?!】絶海の孤島の1日の気圧変化
絶海の孤島として私が選んだのは、南鳥島!
日本の最東にある、観光でも行かないような・・・まさに「絶海の孤島」!
そんな南鳥島の2020年4月の30日間の気圧をグラフにすると・・・
結論:例外じゃない!
なんか・・・・穏やか・・・
南鳥島の1日の気圧っていうか、日々の変化が少ない!!!!!
4月はまだ熱帯低気圧もなくて、西から移動してくる低気圧は北東に進むし・・・
南鳥島界隈では、とても静かな季節だった?
一応、平均値のグラフを見ると、他の地域と同じ変化はあるんですよ。↓
やっぱり輪島が一番、気圧変化的には穏やかです。(※2020年4月に限る)
日本海側って、雨が多いのに、1日の気圧変化的には穏やかなのかな?
さて、1日の気圧変化って、どの地域でも同じパターンがみられましたが・・・
同じパターンになる理由って、なんだと思いますか?
【気圧と気温の関係】1日の気圧変化は気温と相関性あり?
1日の気圧変化には
- 朝8時〜9時くらいに高くなり
- 午後3時〜4時くらいに低くなる
というパターンがみられました。
このパターンって、1日の気温変化の逆パターンなんですよね。
小学校の理科でも習いましたが、1日の気温変化って
- 夜明けの時間に一番気温が下がる
- 正午ではなく正午過ぎ(午後2時くらい)に一番気温が上がる
ですよね?(※例外はあります)
実際にアメダスのデータでも、教科書通りの結果になります。
冷たい空気は密度も高いので、1日の気圧変化は気温に左右されているんじゃないかなぁと思うのです。
平均値を見ると、どこでも同じような気圧変化グラフになりましたが、例外だってあります!
というわけで、これは違うパターンだぞ?と思ってしまう気圧変化をお見せしましょう!
【例外?!】階段型・気圧変化パターン
ほぼ毎日、気圧は似たようなパターンで変化するわけですが・・・例外はあります!
低気圧が発達しながら近づいてきたり、高気圧が近づいてくる時は、まるで階段のような気圧変化グラフになります。
例えば2020年5月9日、低気圧が接近して午後に雨が降った大阪では、下のような気圧変化となりました。
午後の気圧が下がった時間帯には温暖前線が通過。
翌日には寒冷前線が通過し、さらに気圧が下がりました。
他には・・・2020年5月13日
5月13日は低気圧が通過した後、移動性高気圧が西からやってきました。
見事に階段型に気圧が上がっています。
とまあ一見、1日の気圧変化の平均値とは違うように見えますが
気圧変化が2段階になるのは一緒なんだね!
というわけで、まとめ!
【1日の気圧変化】まとめ
ほぼ毎日気圧が高くなる時間帯 | 午前8時〜午前9時くらい |
ほぼ毎日気圧が低くなる時間帯 | 午後3時〜午後4時くらい |
例外はあるけど、2段会に気圧が下がったり上がったりするのは、平均値と一緒!
「1日の気圧変化」を調べた結果でした!
ここでまとめた情報を、自由研究などに利用される時は、ご一報いただけると嬉しいです(о´∀`о)
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