【前線記入問題】第56回気象予報士試験実技1

第56回気象予報士試験実技1より、前線記入問題のみ選びました。

前線記入について集中して勉強したい場合に使ってください。

過去問天気図ダウンロード

問題

解答図

問題文より求める前線は次の通り。

  • 初期時刻から12時間後における850hPa面の前線の位置。
  • 温暖前線と寒冷前線を前線記号を用いて記入する。
  • 前線は解答図の枠線まで伸びている。

着目する天気図

図8:850hPa相当温位・風12時間予想図(12月10日21時)
図6(下):850hPa気温・風,700hPa鉛直流12時間予想図(12月10日21時)

模範解答

模範解答

模範解答と同時刻の天気図を重ねる

図8:850hPa相当温位・風12時間予想図(12月10日21時)
図6(下):850hPa気温・風,700hPa鉛直流12時間予想図(12月10日21時)

着目する天気図を時系列に見る

前線位置の考察ポイント

当該時間のこの低気圧は、閉塞してるかしてないかのギリギリの状態なのかなぁ。

ともかく問題文では「温暖前線および寒冷前線を」と2種類の前線に限定されているので、作業は温暖前線と寒冷前線の交点探しからでしょうか。

あと模範解答を重ねてみると、等相当温位線より等温線の方が優先されているようにみえるのは、問題文にあるように「図8(850hPa相当温位・風)を参考に」ということと、時期や前線の種類によるかなと思います。

  • 低気圧の中心(または閉塞点)の位置はどこか
  • 等温線と等相当温位線のどちらを優先させるか

時系列に見るのが個人的に好きなので、貼っておきます。↓