この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
令和 8 年 1 月の第 65 回気象予報士試験の学科専門知識の問題を、
あなたが次に似たような問題を解く時、「ヒント」となるような内容を目指してます!!!

この記事は、令和 8 年 1 月の第 65 回気象予報士試験の学科専門知識の問題と解答を持っている人向けの内容です。
問1:観測機器の設置
気象庁の気象観測ガイドブックに示されている観測機器の設置について述べた次の文(a)~(c)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。
(a)超音波式積雪計の測定面は、コンクリートや鉄板などを敷かず、自然な状態で水平を確保することが推奨されている。
(b) 風向風速計を建物の屋上に設置する場合は、建物自体による風の乱れが小さくなるように、屋上の端に設置することが推奨されている。
(c) 温度計や湿度計が収容されている通風筒は、風通しの良い日陰に設置することが推奨されている。

③ (a)正,(b)誤,(c)誤

観測機器の設置に関する問題です!
では順に確認しましょう。
気象庁が発行している「気象観測ガイドブック」によると、超音波式積雪計の設置環境は以下の通り。
設置環境(良い例、悪い例)
基本的には2章で述べた雨量計の設置に関する注意事項と同じですが、一般に雪に対する風の影響は雨の場合より大きくなります。
①建物や樹木からはできるだけ離して設置
周辺に高い樹木や建物があると風に乱れが生じ、積雪の状況に影響を与えます。周辺の高い樹木や建物からはそれらの高さの2~4倍以上(不可能な場合は10m以上)の距離を離して設置します。
②屋上への設置は注意が必要
屋上への設置は避けてください。建物の屋上周辺部では建物の影響で吹き上げるような風が発生します。このとき雪か吹き飛んでしまうため屋上の積雪は均一になりません。
また、暖房の熱で屋上の雪が融けて実際の積雪よりも少なく測定される恐れがあります。引用元:気象観測ガイドブック
以上より、(a)の「超音波式積雪計の測定面は、コンクリートや鉄板などを敷かず、自然な状態で水平を確保することが推奨されている。」は正しいと言えますね。
設置環境(良い例、悪い例)
地上の風を測るための測器は、平らな開けた場所に独立した塔や支柱を建て、地上 10m の高さに設置することが標準となっています。しかし、常にこのような理想的な環境に設置できるとは限りません。
ここでは風車型風向風速計の設置に際して考慮すべき事項を示します。
①最寄りの建物や樹木からその高さの10 倍以上の距離を置いて設置②周辺の建物等より高い位置に設置
開けた場所の確保が困難な場合は、地面から測風塔を建てたり屋上に設置台や支柱を設けます。
塔または設置台からは支柱によりさらに2m 以上の高い位置に測器を取り付け、風の乱れが観測にできるだけ影響しないようにします。設置する高さは周辺にある建物の高さ、形状、配置を考慮して決定します。測風塔では一般的には最も高い建物の1.3~1.5 倍以上(屋上に支柱を設置する場合はその高さは建物の高さの0.35 倍以上)の高さが目安になります。
また、屋上に設置する場合は風の乱れが小さい建物の中心付近に設置します。引用元:気象観測ガイドブック
以上より、(b)の「風向風速計を建物の屋上に設置する場合は、建物自体による風の乱れが小さくなるように、屋上の端に設置することが推奨されている。」は誤り。
屋上に設置する場合は、風の乱れが小さい建物の中心付近に設置するのが良い、ということです。
設置環境(良い例、悪い例)
温度計と湿度計の設置に関して、気象庁は感部(通風筒の場合は通風筒の下部、自然通風の百葉箱に設置されたガラス製温度計の場合は水銀やアルコールを溜めている球部)を地上から 1.5mの高さに設置することを標準としています。
電気式湿度計は相対湿度を計測します。相対湿度は温度の影響を受けるため湿度計の設置に際しては周辺からの温度への影響にも注意を払う必要があります。
ここでは電気式温度・湿度計の設置に際して考慮すべき事項を示します。
①最寄りの建物や樹木からその高さの3倍程度の距離を置いて設置する。
②人工の熱源から十分に離す。
③屋上への設置は避ける。
④自然な環境に設置する。
⑤寒冷地での設置では積雪に注意が必要。引用元:気象観測ガイドブック
上のイラストより、日陰はよろしくないことがわかります。
よって(c)の「温度計や湿度計が収容されている通風筒は、風通しの良い日陰に設置することが推奨されている。」は誤り。
独学の場合、参考書を読んでもわからない・難しすぎると勉強が進みませんよね。
充実した教材に加え、いつでも質問し放題なのに、コスパが良い!と私がおすすめしているのが「気象予報士アカデミー」さん。
講師には、超ベテラン&現在進行形で気象業務に関わる気象予報士がいて、安心して勉強できます。
(ちなみにプロフィールにも記載しておりますが、私・晴野(はれの)も、質問対応に参加しております。)
興味があればチェックしてみて↓
▶︎気象予報士アカデミーを見てみる





