【ただいま割引中】第65回気象予報士試験実技試験解説

学科一般~過去問私的解説&考察~第65回気象予報士試験・問4

問4:暖かい雨の過程

暖かい雨における雲粒や降水粒子の生成について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①~⑤の中から1つ選べ。

(a)水溶性エーロゾルは、純水の水滴に溶け込むと、その水滴の表面に対する飽和水蒸気圧を増加させる働きをする。

(b)凝結過程による雲粒の成長はゆっくりとしか進まないので、雲粒が地上に落下する大きな雨滴に成長するには併合過程が重要となる。

(c)水滴が併合して成長する過程では、一般に水滴が大きく成長するにつれ単位時間の半径の増加量は小さくなる。

④ (a)誤,(b)正,(c)誤

凝結過程と併合過程の問題です。

(a)水溶性エーロゾルの働き

水溶性エーロゾルの働きは、水蒸気が凝結しやすくなるってことです。

つまり、飽和水蒸気圧を下げる効果があるということになります。

飽和水蒸気圧を増加させるのではなく、下げるのです。

よって(a)の「水溶性エーロゾルは、純水の水滴に溶け込むと、その水滴の表面に対する飽和水蒸気圧を増加させる働きをする。」は誤り。

(b)凝結過程のスピード

水滴の凝結による「水滴の半径の大きさ」は、時間が経過するとともに緩やかになります。

凝結過程による水滴の半径の増加スピード

だから、雨粒になるまで成長するには、併合過程が必要になります。

併合過程による水滴の半径の増加スピード

よって(b)の「凝結過程による雲粒の成長はゆっくりとしか進まないので、雲粒が地上に落下する大きな雨滴に成長するには併合過程が重要となる。」は正しい!

(c)併合過程

水滴の併合過程は、(b)でもお話しした通り、水滴の半径は経過時間と共にスピードアップします。

併合過程による水滴の半径の増加スピード

よって(c)の「水滴が併合して成長する過程では、一般に水滴が大きく成長するにつれ単位時間の半径の増加量は小さくなる。」は誤り!

ここに書いてあるよ
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