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西に進んでた台風が、まるでそこに日本があるのを知ってるみたいに曲がって進み、日本列島に沿って北東に進む理由を、わかりやすく解説します。
台風って目が見えるみたいに、日本の形に沿って進むことありますよね!
西に進んでた台風が、なぜ急に曲がって移動するの?
キレイに曲がって不思議だよね。
西や北西に進んでいた台風が、急に北の方に曲がって進み、挙げ句の果ては(?)日本列島を舐めるように移動するのは本当に不思議な光景ですよね。
今回は、多くの方が疑問に思うこの「台風の進路が曲がる理由」について!
台風ウォッチャーはれのが、イラスト多めでビジュアル解説します!
※台風は季節によって進路も違うし、曲がらないで進む台風のあります。
ここでは曲がって進む台風に焦点をあててお話ししています。
台風が曲がる理由はベータ効果?高気圧のせい?
西に向かって進んでいた台風が、急に鋭角に曲がって北上&北東に進む!
そんな場合の理由は、必ずコレ!と決まっているわけではありませんが、理由候補はあります。
台風が、急に北へ向きを変えて進む理由はこの3つ!
(2つとも言えるかな)
- 大規模な風系に流される。
- 亜熱帯高気圧の流れにのっている。
- ベータ効果(ベータジャイア)
では一つずつ、掘り下げてお話ししましょう〜
大規模な風系に流されて曲がる説
大規模な大気の風系は
- 低緯度で東から西に向かう風
- 中緯度で西から東に向かう風
そうかもしれん。
そうかもしれんけど!
台風が偏東風と偏西風の風に流されている・・・だけではちょっと物足りなくないですか?
北にキュッと曲がる理由がここにはない!
というわけで、次!
亜熱帯高気圧の流れにのって曲がる説!
亜熱帯高気圧の流れにのって曲がる説
台風が高気圧の縁に沿って、曲がって進むというのは、これはかなり納得できる理由ですよね。
亜熱帯高気圧(太平洋にある高気圧)の流れにのってちょっと北上した台風が、中国大陸から張り出した高気圧に行き先を阻まれたり・・・
そうこうしているうちに偏西風に流されて北東に進んでしまうのは、簡単に想像できるのではないでしょうか?
では次、ベータ効果によって台風の進路は曲がる説!
ベータ効果で曲がる説
そもそも台風は移動にエネルギーを使っているわけではないので、流されるしかないものだと考えられています。
でも!地球上に全く風なないと仮定して計算すると、台風は北に向かって移動するのです。
(ベータジャイアによるベータ効果)
球形の地球上の大気が、地面と一緒に自転していて、風が全くないと仮定します。
この風が全くない状態に、熱帯低気圧(台風)をポンと置いてあげる。
すると・・・
地球は自転してるので、同じ時間での移動距離なら
- 低緯度では速く動く
- 中緯度では低緯度よりゆっくり動く
となります。
北側の風速が遅くて、南側の風速が強いってことと同じなので、下の図のように反時計回りの風が生まれます。
結果、台風は北へ流れる風を作り出してしまう・・・なんてこった、スゴイよ!
地球の球形の形と自転、台風自身の回転で、台風は北に(極側に)向かうのが自然の流れってこと・・・なのですが!
実際に台風の動きから「これはベータ効果だね!」ということは、わかりません。。。
大気の流れは、まだまだ証明できないことで溢れています(о´∀`о)
台風の進路が曲がる理由まとめ!
台風の進路は、台風の周りの風によって決まります。
だから台風の進路が曲がるのは、進路が曲がるような風が存在するから。
そして台風の周りの風系が、進路が曲がるように吹いているのは、もしかしたら何%かは台風自身の力によるかもしれないってこと!
その時、その場で、どんな風が吹くのかを予測しきれないから、台風の進路予想は難しいんですね。