降水短時間予報とは、気象庁のHPで「今後の雨」という表示で発表されている15時間先まで予想している「今後の雨の予報」のこと。
▶︎降水短時間予報(今後の雨)
引用:気象庁
降水短時間予報の時間ごとの作成頻度やメッシュをまとめた表です。↓
情報 | 予報時間 | 作成頻度 | メッシュ | 主な初期値 |
---|---|---|---|---|
速報版降水短時間予報 | 6時間先まで | 10分ごとに作成 | 1km | 速報版解析雨量図 |
降水短時間予報 | 6時間先まで | 30分ごとに作成 | 1km | 解析雨量図 |
降水短時間予報 | 7~15時間先まで | 1時間ごとに作成 | 5km | 解析雨量図 |
予報方法
予報に使っているもの
- パターンマッチング
- 補外予測(外挿)
- 数値予報:メソスケールモデル(MSM)・局地モデル(LFM)
700hPaの風・900hPaの風・地形データ
予報する時間 | 用いるもの | 詳細 |
---|---|---|
3時間先まで | 補外予測 数値予報 | 補外予測(外挿)に重みを置いて予報 |
3~6時間先まで | 補外予測 数値予報 | 数値予報に重みを置いて予報 |
7~15時間先まで | 数値予報 | 数値予報で予報 |
降水短時間予報は、前3時間の降水の動きから補外予測(外挿)した予報結果と、数値予報の結果を組み合わせて降水域の移動と降水の強さを予想している。
3時間先までは補外予測(外挿)に重みを置き、3~6時間先までは数値予報の結果に重みをおいている。(補外予測が3時間先以降は精度が落ちるため)
降水量分布を作成には、数値予報モデルのうちメソモデル(MSM)と局地モデル(LFM)を統計的に処理した結果を組み合わせて使っている。(組み合わせは必要に応じて考慮される。)
おまけ:6時間先までと予測の手法が違う「7時間先から15時間先までの予測」は「降水15時間予報」と呼ぶことがある。
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