ブリューワー・ドブソン循環とは、成層圏の下層における子午面循環のこと。
オゾンを低緯度から高緯度に運ぶ循環でもある。
ブリューワーは、水蒸気を追跡して
ドブソンは、オゾンを追跡して
「成層圏の下層では、低緯度から高緯度に風が吹いている。」という空気の流れを描きました。

- 熱帯域からの上昇流:赤道付近の対流圏界面付近から、空気がゆっくりと上昇します。
- 極方向への移動:上昇した空気は、南北両半球の極方向へと移動します。
- 極域での下降流:極域に到達した空気は、ゆっくりと下降します。
この成層圏の空気の流れがわかったおかげで、たくさんオゾンが生成される低緯度より、高緯度に多く存在する理由がわかったのです〜
ブリューワー・ドブソン循環はオゾンだけではなく、水蒸気やエアロゾル、微細な化学物質も運んでいる。
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