「縁辺流」は、総観規模からメソスケールにかけての、比較的規模の大きな気象擾乱(じょうらん)の縁辺(外側)に発生する流れを指すことが多い。
具体的には、以下のようなスケールの現象でこの概念が使われます。
- 総観規模
- 高気圧・低気圧: 直径が数百〜数千キロメートルにおよぶ、天気図でおなじみの大規模な気圧システムです。ここで発生する縁辺流が最も典型的で、日本の天気予報でよく言及されます。
- 台風(大型の熱帯低気圧): これも総観規模に含まれ、非常に強い縁辺流(暴風域など)を伴います。
- メソスケール
- 中小規模低気圧: 直径数十〜数百キロメートル程度の比較的小さな低気圧。
- 集中豪雨をもたらすような気象システムの一部: 例えば、梅雨前線に伴う活発な積乱雲群の動きを制御するような、少し大きなスケールの流れの縁辺も含まれます。
「縁辺流」は、地球の自転の影響(コリオリの力)が働く程度の規模感のシステム(総観規模以上)で明確に定義されますが、それに近い振る舞いをする流れはメソスケールの現象の周囲でも見られる。
総じて、気象学において「縁辺流」という言葉は、上記のスケール感の気象システムの「外縁を回る風の流れ」を指す、適切な表現であると言える。
▼他の用語を検索する▼