プリミティブ方程式とは、コンピュータが気象要素を予測する際に用いる予測式のこと。
一般に数値予報の計算の根幹となる方程式のこと。
(ここでの「プリミティブ」は、「手を加えない,原型のまま」という意味。)
プリミティブ方程式
- 水平方向の運動方程式
- 鉛直方向の運動方程式(静力学平衡,静水圧平衡)
- 連続の式(質量保存の法則)
- 熱力学の方程式(熱エネルギー保存の法則)
- 水蒸気の輸送方程式(水蒸気保存の式)
- 気体の状態方程式(ボイル・シャルルの法則)
プリミティブ方程式系は、気象庁では全球モデルで採用している。
鉛直スケールに対して、水平スケールが十分大きな現象の予想に適している。(=メソスケールの現象の予想には適さない。)
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