寒帯前線ジェット気流とは、対流圏の上層(およそ300〜500hPa)の中緯度帯に位置する強い西風の帯。
中緯度帯では、南北の温度差(水平温度傾度)が大きい。
このため、温度風の関係から上層ほど西風が強まり、ジェット気流が形成される。
特に冬季に強く風速が大きくなる。
また、冬季ほど高度が低く、500hPa天気図でも見られることがある。
チベット高原・ヒマラヤ山脈の影響で、枝分かれすることもあり、日本付近で2本の寒帯前線ジェットが同時に現れることもある。
大きな特徴
日々の蛇行や分布の変化が大きい。
天気の変化にも強く影響する。
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