二重偏波気象レーダー(マルチパラメーター)とは、水平方向に波打つ電波(水平偏波)と垂直方向に波打つ電波(垂直電波)を同時に送受信できるレーダーのこと。
MPレーダーと書かれることもある。
二重偏波気象レーダー(マルチパラメーター)はパルスを交互に発射している。
このレーダーの特徴
位相のズレ(反射して戻ってくる水平偏波と垂直偏波の遅れの差)」から、降水の水平方向と鉛直方向の比率が分かり、降水強度や雨や雪の判別が可能になる。
※「位相のズレ」=「偏波間位相差」
水平方向と鉛直方向が 1:1 の降水
- 雪
- 霰
- 雹
鉛直方向より水平方向が大きい(扁平な)降水
- 雨
※大きな雨粒ほど落下する時に扁平になり、水平方向の比率が大きくなります。
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