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華氏(かし)

華氏(かし、記号: °F)は、温度を示す単位の一つで、主にアメリカ合衆国や一部のカリブ海の国々で日常的に使用されている。

華氏の定義

華氏は、ドイツの物理学者ガブリエル・ファーレンハイトによって18世紀初頭に考案されました。
その定義は以下のようになっています。

  • 水の凝固点(氷点): 32 °F
  • 水の沸点: 212 °F

この2つの基準点の間を180等分したものが、1華氏度(1 °F)となります。

華氏の由来

ファーレンハイトは、当初、以下のような基準で温度目盛りを作ろうとしました。

  1. 最も低い温度: 氷と塩化アンモニウムの混合物で得られる温度を 0 °F としました(これは現在の摂氏で約 -17.8 ℃ に相当します)。
  2. 人間の体温: 健康な人間の体温を 96 °F としました(後に98.6 °F に修正されました)。

その後、水の凝固点と沸点をより再現性の高い基準として採用し、現在の定義に至りました。

摂氏との違い

日本を含む多くの国で使われている摂氏(℃)は、水の凝固点を 0 ℃、沸点を 100 ℃としており、1度の温度間隔も異なります。

  • 摂氏の1度は、華氏の1度の 1.8倍の温度間隔に相当します。
  • 摂氏 0 ℃ は華氏 32 °F に相当します。
  • 摂氏 100 ℃ は華氏 212 °F に相当します。
項目華氏(°F)摂氏(°C)
水の氷点32°F0°C
水の沸点212°F100°C
目盛りの間隔氷点から沸点まで 180分割 されている氷点から沸点まで 100分割 されている

換算式

摂氏(℃)と華氏(°F)を換算するには、以下の式を用います。

  • 摂氏から華氏へ: °F=°C×1.8+32
  • 華氏から摂氏へ: °C=(°F−32)÷1.8

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