第2種条件付き不安定(conditional instability of the second kind;CISK)とは、台風などの熱帯低気圧の発達を説明することができる「積雲対流の集団の発達」を説明するもの。
条件 | 概要 | 対象となる現象の例 |
---|---|---|
第1種条件付き不安定 | 個々の積雲ができることを説明するもの | 夏の空にいくつも浮かぶ積雲 |
第2種条件付き不安定 | 積雲の集団が組織化されて発達し、大きな熱帯低気圧を形成することを説明できるもの | 熱帯低気圧 |
熱帯低気圧・台風の発達に必要な条件を説明できるのが、第2種条件付き不安定。
1964年に発見されたそうです。
小さくてバラバラに存在していた積雲たちの対流活動が、共に協力し合い(?)一つの大きな低気圧を作っていくことを説明する「条件」のことなんですね。
気象予報士試験にも度々登場してきました。
◆関連用語
▼他の用語を検索する▼